Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2016年06月25日 | 玉肌日記
【清里温泉(山梨県北杜市)】
再訪。個人的にはその退廃的原宿のムードから完全に馬鹿にしていた清里を再訪。初夏の候ではあったが、この標高では寒暖差大きく、温泉入浴には最適なる季節。今回の狙いは夜の露天風呂。完全に内湯派である当方が(傲慢にも)認め得る露天風呂は数少ないのだが、そのレアなるうちの一つがこちら。内湯対比で湯温は温めとなっており、長湯をしながらの星空観測という素晴らしい環境。太古は今以上にヒトによる光が少なかった筈であり、そのような人々が(温泉に入りながらかどうかは疑問だが)これらを眺めていたであろうこと、または、数億年前に発せられた光を今こうして見ていると思えば、これまた不思議な気分だが、小学生の理科以来で成長が停止しており、星座について何ら知識がないのが哀しい限り。というのも思えば、近くに野辺山天文台や宇宙電波観測所がある筈であり、帰京後に地図をみれば野辺山は清里の隣の駅(八ヶ岳高源線)。湯はナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩泉で褐色。入浴時、さらに入浴後の匂いは少なく、見た目対比ではプレーン。湯量はかなり豊富で湯口からはドバドバと供給されているが、湧出口温度で46℃という湯温は入浴には非常に適度で快適。草津温泉後に眼鏡を破損してから、入浴時には裸眼だったが、星空を見るべく、敢てリスクテイクをして眼鏡を掛けて入浴して、星空を眺めたのはイイが、あまりに長湯となり、浴後には猛烈な倦怠感...。

玉肌日記

2016年06月18日 | 玉肌日記
【伊豆長岡温泉(静岡県伊豆の国市)】
従来ほぼ未開拓の中伊豆を攻略。東海岸や西海岸はほぼ踏破した筈だが、手薄だったのは中伊豆の北側。アクセスとしては東名高速の沼津や三島が近く、この御殿場北回りのルートが非常に遠く感じられていたが、実際に行ってみれば都内から渋滞込みにて2時間程度と至近。中伊豆の北側はちょうど伊豆半島がクビレている部分に当たるため、海山ともに近く、山海の幸に加え、なぜか三島名物は鰻でもあって行ってみればなかなかに素晴らし。この地域、当方は全く認識ないが、(それも当然、昭和33=1958年発生の)狩野川台風の被害が甚大にて、これにて有名なる模様。犠牲者1200人以上ともなり、そのために付近には放水路等の設備も。狩野川流域の小さい平野に温泉街があり、昭和な雰囲気を遺す部分もあったりするのだが、ここにて湧くのは無色透明の湯。アルカリ性単純泉、通称アル単だが、小規模の湯船で源泉掛け流しであれば、なかなかの泉質。pHは9程度だが、アルカリ特有のヌルヌルさは特段感じず、非常にプレーンな印象。海が比較的近いが、塩分も全くなく、非常に心地良し。なお、余談ながら、こちらの浴室、結構なる年代物にて、水場ということもあって奥にあるコンクリ壁面が劣化し、入浴中にちょっとでも触れようものなら、今にも崩落しそうな勢いで緊張感も充分。

SSミックス2回目

2016年06月13日 | SideSteps
昨日はSS新作のミックス2回目。最終的なバランス調整とマスタリング、最後には曲間(無音部分)の長さを決めて、都合5時間で終了。一旦は完成、各自最終確認の段階です。録音開始から2年半という製作期間、まさにスティーリー=ダン並み(笑)。まあ、彼らの場合はそれが仕事である一方(冨田恵一”ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法”によれば、「週に5日でまる1年」所要しているそうだから次元が違いますが...)、我々は他の仕事をしながら録音という違いは多いにあるのですが。最後に曲間を決める作業をしましたが、完成が近づいた開放感からなのか意外に盛り上がり、府川さんが曲間に執拗なコダワリをお持ちであることを今回初めて知りました(笑。CD化はもう少し先ですが、乞うご期待!
※写真:皆、ヘッドフォンを装着した”体育座り”(地域によっては三角座りとも言うようで...驚)にて、音のディテールに超集中の図と、その奇異な構図を撮影するワタクシ。

玉肌日記

2016年06月04日 | 玉肌日記
【草津温泉(群馬県吾妻郡草津町)】
再訪。草津はこれまで数回訪問するも、やはり温泉番付等で東の横綱級にランクされることが多いためか、毎回ともかなりの賑わい。その中心は湯畑だが、ここは車で入って行くとラウンドアバウトになっており、湯畑周囲は時計回りの一方通行で、そこから不規則に放射状に伸びる道(これもほとんどが一方通行)に散って行くという具合。車に人が入り混じるが、さらに湯揉みショーを魅せる観光会館では、行列を成しており、大混雑の様相(かつて”話のネタ”で見たことがあるが、揉んだ湯に入らせてくれないのがなんとも不満...)。湯畑から怒濤に流れ出る湯を見ると、当地の温泉資産の豊富さにあらためて圧倒されるが、毎回来て痛感するのは湯の良さ。強酸性の湯で黴菌が生存できない環境にあるが、なんと、この強酸性の湯で眼鏡レンズが全損!! 当方はかなりの近視にて、眼鏡がないとモノの輪郭が全く見えないため、未知の浴室では入浴時に眼鏡は必須。浴槽内でも同様なのだが、眼鏡を水中で足の上に置き、外した顔をバシャバシャ洗ってから帰還すると、なんだか視界に異変が...。よく見れば、眼鏡のレンズに水滴の跡があるのだが、拭いても取れない!クリーナー等で洗浄しても無駄にて眼鏡屋に飛び込むと「あ~、レンズのコーティングが剥がれちゃってますねぇ~」とのこと。鏡でみてもレンズが脂で汚れたような反射が見て取れることから、”アブラぎったオヤジの眼鏡”(実際はアブラに非ず)に見えるのは外観上も全くよろしくなく、レンズ交換(泣。聞けば、温度変化でレンズに歪みが生じて剥がれやすくなるとのことだが、強酸性の湯に入ったことは敢て告白せず。恐るべし草津温泉。