Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2017年06月24日 | 玉肌日記
【武雄温泉(佐賀県武雄市)】
(続き)44°Cと42°Cの浴槽とでは圧倒的に需要がアンバランスで、結果42℃で温泉の鮮度低く、そのためなのか湯はやや濁り気味。一方、44℃は源泉直投のせいもあり鮮度高いが、熱すぎて鮮度もへったくれもないという世界。泉質は単純泉だが、ややアルカリ気味で無色透明で無味だが、こちらは循環併用の模様で飲泉不可。ちなみにこちらの温浴用建物は辰野金吾デザインとのことで、黄檗宗の寺院建築のような中華風な門も辰金デザイン。このデザイン効果は抜群で圧倒的な集客力を誇るが、武雄は温泉としては正直過大評価されているような印象。しかし一方で、無粋なのは門の横にある分譲リソートマンションのような建物。その居住者にとっては確かに公衆浴場が至便ではあるが、周囲の温泉街の雰囲気とはあまりにも異質であって興ざめ。(完)

散財日記

2017年06月17日 | CD批評
渡辺建「Bass Shape-up (Rock Guitar Shape-up Series)」
このところ目星しい譜もないため足が遠のき勝ちだったタワーレコード渋谷店を覘けば、なんだか怪しいジャケットを発見。タイトルを見る前にジャケット上のなぜか見覚えのある人物に目が行ったことで、思い出すだに時間を要するもそれは若き日の渡辺建。タバコを持ってコンソール前に座しており、手前にはヤマハBB赤の4弦という絵で、何事かと思わず手に取ると「タワレコ限定」のCD。原典は一向に分からないが、過去の教則テープがCD化された内容のようで収録タイトルを見るに「Walkin' Nasty」があることから、思わず”お買い上げ”。早速帰宅してから聞くにまずは「Walkin' Nasty」をサーチすると、聴こえてくるのはなぜか「Tremblin'」(笑。一瞬、ついに耄碌が始まったかと何度もジャケのタイトルを確認するに、それは「Walkin' Nasty」。確かにプレイもアレンジも違うのだが、これは「Tremblin'」のデモ版と推測して他を聞き漁るに、「Just A Little Bit」というチョッパーアレンジ(これも珍品な筈、ちなみにライナーにある教則内容ではチョッパーについての”語り”あり!)の原曲は「WATCH GIRLS GO BY」であるし、「Sold Out」というタイトルで収録されている原曲は「Who's Knockin' At My Door ?」。「Farewell」はそのままであることから、85年のPRISM「Nothing' Unusal」直前の教則テープと推測したが、83年作品とのことで「デモ版と推測」したことは正しいものと思われる。特にドラムはヤオヤ(ローランドTR808)であり、これもデモ感を一層醸成するのだが、サンプルのヤオヤに慣れた耳にオリジナルの808の音は太くてリアルで、なかなか興味深く拝聴。肝心の教則内容は決して”手取り足取り”系ではなく、水泳で言うところの”海ぶっ込み系”であるのもなかなか微笑ましい。

玉肌日記

2017年06月10日 | 玉肌日記
【武雄温泉(佐賀県武雄市)】
武雄(たけお)温泉といえばこの門が常に有名であり、なぜ有名なのか分からぬまま武雄を訪問するに疑問は氷解。この門は公衆浴場の門なのであった。その奥にはいくつかの浴場があるが、今回はもっとも大衆的かつメジャーと思しき大湯へ。券売機でチケット購入をして入浴となる次第だが、気になるのは券売機上にある温泉温度計。いずれの浴場も熱湯とぬる湯が併設されているが、熱湯の数値は 44°Cと激熱。ぬる湯といっても42°Cなのでこれでやっと普通水準。さすがに佐賀の温泉ランドマークたる存在なだけに、結構なる人で賑わうもなぜか2つの湯漕に人は少なく、洗い場か浴槽縁に皆いて「入れないくらいに熱いか?」と思いきって入ってみるも、ぬる湯は問題無し。 こちらで体を慣らして熱湯をトライするも、意外にすんなり入れたがすぐにビリビリとした熱さに襲われ、20秒程度で早くも撤退。(つづく)

フォアグラ日記

2017年06月03日 | フォアグラ日記
レモンステーキ(佐世保)
佐世保名物といえば数年前の前回訪問時は佐世保バーガーだったのだが、最近はレモンステーキなるものも台頭してきているようで早速訪問。ガイド等の写真で見るそれは、薄切りのビーフにレモンソースがかかっている絵がほとんどなのだが、複数店でこのメニューを供している(元祖は門という名の店のようだが閉店時間中であって断念)。他のレストランに入って実際にオーダーするとそれは薄切りではなく、なんと通常のステーキの肉厚。静岡のハンバーグの名店を思い起こさせるように客はナフキンで自らをガードする一方、店員さんが目前でソースをかけるというパフォーマンスもあるのだが、実際に食してみれば非常に美味。レモン感や酸味は少なく、甘酸っぱいソースがツユダクにかかっているおり、そのためか経年につれ脂がキツくなってくる中高年にはまさにピッタリのあっさりさ。非常によく漬かった韓国焼肉のような味わいだが、かなり甘目の仕上がりながらもアッという間に完食。ちなみにこの店、東京・大手町で見たネームを思い、会計時に聞いてみれば「然り」とのことだが、東京店ではカレーのみでレモンステーキは供していないとのこと。東京でもきっと流行るのに..。ちなみに翌日も他店でレモンステーキだったが、ソースがツユダクであればあるほど美味しいとの真理を得る。