Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

なかなかの名盤

2004年11月30日 | CD批評
1977 Live At Sugino Kodo
prism初期のライブ盤。さすがに歴史を感じさせる内容で、Old-prism(個人的カテゴリーでは”Nothin' Unusual”以降がprismでそれ以前を”Old”としている)としては、「Live Alive(Vol.1)」よりは出来、演奏ともにちょっと物足りないのです(まあ発表された77年という時期やこれがデビューライブであること考慮しても当然の結果ではあります)が、聴くになかなかの演奏力。オビやライナーにある内容も納得で、当時、演奏力における実力はNo1だったことは容易に想像できましょう。どうしても”今”との対比で聴いてしまいますが、まず驚くべきは渡辺建(Bass)のフレーズが今と変わらないこと。手クセ-フレーズも当時からあまり変化していないことを見るに、1)その当時から個性が完成されていたのか、2)その当時から発展がないのか、判断に苦しむところであります。ただ、そのフレーズに”Jaco”フレーバー、もしくは”Jaco”そのものがあるところを見るに、これらが根本に相当部分あるのは確かなようであります。その点、多いに変化しているのが和田アキラでありまして、このCDではツインギターの左に定位している方であると思われます(というのも左のギタリストだけが名曲”prism”のメロをきちんと弾いている)が音色/フレーズどちらも現在とは違っており、非常に興味深いものがあります。Old-prismの曲はprismの曲に比べてダイナミックさや構成力に欠けている印象があり、数曲を除いてあまり好きではなかったのですが、この作品を聴いて違う魅力ーそれは単純なフレーズが持つ彩光ーがあることを再認識されられた次第であります。

ライブ 10月2日ドキュメント(8)

2004年11月29日 | SideSteps
ステージへの登場はこれまで”テーマ”に合わせて等等の様々なパターンが存在するも、最近はダラダラ系が好まれており、ステージ後方からバラバラと上がるパターン。”テーマ”に合わせる方式であればテーマが終了する間にチューングを含めたセッティングを済まさないといけないため、スタートが非常に慌ただしい、加えて万が一セッティングが終了しないとテーマ曲と一曲目の間に空白の時間ができてしまい、非常に格好悪い(実は過去に前科一犯有り)というのが好まれない原因かと思慮。ステージ上では比較的緊張しないが、今回は2曲目に控える新曲のためもあってか、これが無事に終了するまでは誰も緊張が解けない様子。1曲目は「BEYOND THE VERGE」。最近は比較的1曲目にやるケースが多いが、後で振り返るに曲名を紹介しなかった模様。当方上司は当日の終了後、そして週明けの会社でもこの曲名が何かを質問してきた(ともに失念していて答えられず)。2曲目は伊東さんの恐怖の新曲「COURAGE OF THE WIND」。スタートでは府川さんがスネアのスナッピー(響き線)を入れるのを忘れており、イントロのドラムフィルでストップ。ご愛嬌でもう一度やり直すが、これで緊張も幾分解けた模様。新曲は紆余迂曲あるも、途中では止まらずに最後まで終了。途中にはメトリックモジュレーションなるテンポチェンジのような仕掛け(正確にはテンポは変化せず、1拍の長さが変化する)があり、これが非常にリスキーだったものの、比較的無事に終了して、メンバー胸をなで下ろす。
*注:写真は当日のセッティング

ライブ 10月2日ドキュメント(7)

2004年11月27日 | SideSteps
開場から本番までは30分あるが、これも毎度アッという間に過ぎ去る(思い起こせば六P時代は1時間あり、これはこれで長時間を持て余した)。その間に客席後方で録音の準備。非常灯の上という狭いスペースに録音機材を固定するが、ガムテがないと固定もままならず、やむを得ずステージ上にあるドラム用のガムテを借りるためにお客様の手前、ステージ上にあがると大きな声で「岩井!」と会社ではよく耳馴染みの声。それは僕以上に音楽マニアな執行役員の直属上司であった...ガムテをとると一応ご挨拶。初めて見る奥様にも挨拶、やや緊張する。時間にもなると控え室にシルエレ店長さんが呼びにくるが、正当派社会人バンドの範となるべく、時間通り(18時)に始めることとする。これはSSのポリシーともなっているもので、常連のお客様のアンケート「時間通りに始まるのが良い」というご意見によるもの。プロにありがちな”開演がなぜか遅くなる”という事象に対する我々の意思表明でもある(笑)。ちなみに中間部の休憩時間も10分か15分としており、無用にダラダラ休むことはしない(ドリンクを売るライブハウスにとって、そうでない方が好都合なのかもしれませんが)。客席は既に満席の状態で立ち見も出ているとのこと。我々が控え室で使用している椅子も立ち見のお客様のために喜んで供出し、控え室では”立ち”の状態。もうそろそろ本番ということで、客席にセットしてある録音機材をオンにしてレコーディングモードへ。時間になると恒例の全員と握手、握手後、お互い再度手をタオルで拭きながら(これは他人の手の湿潤具合が微妙に違うため)、気合いを入れる。
*注:写真はリハ中の府川氏

皆様ご自愛を

2004年11月26日 | 時事批評
遂に今年も倒れてしまいました。会社を2日も風邪でお休み、しかし症状は完全にインフルエンザ! 40度近い熱が出て、吐き気・悪寒といった風邪の諸症状が一気に来たのですが、診察のお医者様曰く、単なる風邪とのこと。いつもは比較的強気なるワタクシも今後ばかりは「天に召されるか」とも一瞬弱気になりましたが、おかげさまで快方に向かっております。
会社でも風邪ひきの人が多く、その初期症状を分析するに、腹痛か頭痛のようでして、ワタクシも腹痛でした。日曜に食した牡蠣があたったか、とも思いましたが、結果は風邪。皆様このような症状を覚えましたら、一刻も早く自衛策を取られることをオススメいたします。

最近聴いた”ちょっといい”CD

2004年11月26日 | CD批評
佐藤竹善 ”The Hits -Corner Stones3-”
このシリーズ、毎回楽しみに購入するのではありますが、1作目がピークで段々冴えなくなってきているのがちょっと残念でなりません。しかし、今回もそこそこのデキであるのではないかと。かつての1作目(出たのは7~8年前?)は”かなりの名盤”であると今聴き返して思うのですが(ディテールの話で恐縮ながら、沼澤氏と思しき1曲目のドラム。リズム的に問題のある音、もしくはグルーヴしていない音符や音が一音もないというのは相当に見事な演奏であります)、これと比較するのはちょっと酷な感も否めまないものの、今回冴えないのは”ちょっと世間に迎合したような選曲”にあるのではないかと。S○apの曲を歌うなとか、サ○ン○の曲を歌うなとか、日本語歌詞の曲を歌うなとか、狭量なことは決していいませんが、個人的には1作目にあったような、比較的マニアックな洋楽の名曲をカバーしていただきたかった、というのが第一印象であります(しかし、今回の選曲中にある山下達郎の曲は”良し”とします)。まあ完全な個人的趣向でそのような洋楽の世界を知ってみたいというだけではあります。商業的には今回のような選曲の方がいろいろ期待できるのではありましょうが、マニアックな次回作を期待します。
と書いていて、某雑誌を立ち読みするに、今回の作品はカバーして欲しい作品を一般に募ったとのこと。それじゃ、そんな選曲でも仕様がないかという感想も持った次第であります。しかし、アーティスト名にある「コブクロ」って何ですか?焼肉屋にあるホルモンメニュー(=子袋=子宮)かと思った....。J-POP?事情に疎いワタシ。
*ご参考:シング・ライク・トーキング(SLTってユニバーサルに移籍したのね....)

ライブ 10月2日ドキュメント(6)

2004年11月23日 | SideSteps
伊東さん以外の残りのメンバーは飲み物等を買いに外に出るが、開場まで30分あるにも関わらず、外には早くもお客様が並んでおり、深謝。この際、今日の「ふ~いわ」のネタが無いことにハッとするも、伊東さんの結婚記念ということもあり、しかもその時の演奏テープもトラブルで残っていないということもあり、その時の演奏をしようと提案。皆がその時の曲(”Isn't She Lovely?”)を覚えていて、”多分”弾けることを確認すると決定、もちろんこれまで同様(?)にそのことは本人(伊東さん)にはヒミツ。その場で今回が「ふ~いわ」ではなく、「ふ~いわ”た”」に(厳密には年功序列を考慮し、「たふ~いわ」ではないかという提案をするも最終的には「ふ~いわた」で決定)。近くのコンビニで昼飯(もう夕飯?)と飲み物を購入し、戻るが、府川さんはメトロノームに使用(本番中もメトロノームでテンポを確認しているのです)する水銀電池を購入したいとのことで近くの電気屋でそれを購入。伊東さんのいない控え室で”Isn't She Lovely?”を必死に練習、伊東さんが入ってくると演奏を止めて知らないフリをするという極限状態での練習(というか”思い出し作業”)。その後は控え室でマッタリする。控え室では以前あった扇風機がなくなっており、空気が悪く、息苦しい。加えて地下室等の陽のあたらない湿気のある場所に生息する得体の知れない羽虫(夏場には蚊)が飛んでいる。
*注:不謹慎にも(その2)、リハが終了、本番直前にトラブル処理中の伊東氏を激写。
*注2:この結婚式についての模様は 正規版 Side Steps Today をご参照ください。

散財日記

2004年11月22日 | CD批評
また散財してしまいました。というのも、自宅から比較的至近距離(車で10分)にタワレコが出来てしまったのです、オーマイガ!しかも、毎日夜23時まで営業。売り場面積が狭く、JAZZコーナなんてほんの付録のような感も否めませんが、今後に期待します。23時まで営業というと、平日でも買いにいけるというリスクがあり、夏時間21時30分(冬時間22時30分)の米国経済指標を見てからも買いに行けるという危険が。仕事で勝てば買い物にも景気が良くなり、負ければストレス発散CD買いと、どちらに転んでも良いことはありそうにないのです。オープン初日(11/17)に行って、Wポイントということもあり、「ご祝儀買い」してしまいました。今後JAZZコーナが拡張されることを期待して、JAZZ関連を中心にバイアスをかけて購入(>商品仕入担当殿、売上データでジャンル別売り場面積も考慮して頂きたい)。
●矢野顕子「ホントのきもち」→”くるり”と演っているようだが、”くるり”って何? レコード会社がソニーからヤマハに変わったのね。。。
●フィル=アップチャーチ「ダークネス・ダークネス」→71年。名盤シリーズ。バックのメンツも買い。
●Casino Lights 「Recorded Live at Montreux, Switzerland」→名盤シリーズ。
●ジョン=トロペイ「Live at Mikell's」→名盤シリーズ。
●クルセイダーズ 「The Vocal Album」→歌入りクルセイダーズは好きなので。
PS:サンボーンの新譜(邦盤先行発売分)が出ていたのですが、見送りました。

最近の聴き直しCD

2004年11月21日 | CD批評
Nouvo Immigrato 「2」
日本のプログレにおいて、歌モノでは”新月”以外、あまり見るものはないと思っていたのですが、最近聴き返した中では、やはり秀逸と思われるのが、Nouvo Immigrato(ヌーボ=イミグラート)。買った当時は1曲目を聴いた瞬間、「失敗した~」と思ったのですが、聴くになかなか良い。曲は歌謡曲チックでブリブリ感も否めない内容だが、難波弘之がキーボードを弾いているだけに、随所に垣間見える「プログレ」が(教科書的であっても)心地よいのです。ちなみにこのNouvo Immigratoですが、五十嵐久勝(僕はあまり聴かないのですが、ノヴェラやシェラザードのボーカル)と難波弘之*という「2人のロック界のカリスマ」(笑/本当かいな)がコラボレートするプログレユニット(webより)ということですが、意外に素晴らしいのが、ベースの高橋竜という人が書いた曲。あまり聞かない名前ではありながらも、作曲はなかなかのモノであります。ちなみにギターは大谷レイブン(今は大谷令文と表記)、この人、kenso清水氏のダチだったのですね~。なかなかギタープレイはよろしいです。
*注:ふとした記憶が甦ったのですが、渋谷NestかEggmanなにかでSideStepsがライブをやった後の打ち上げの時、道玄坂上の居酒屋に行ったのですが、そこで難波弘之に遭遇。このカリスマはお姉ちゃんと2人でこの居酒屋にシケ込んでいたのでありました。目ざとく難波弘之を発見した我らは(というか打ち上げ参加のメンツには早大フュージョンマニアのOBが殆ど)、その場で難波弘之に声を掛け、なぜか早大フュージョンマニアをアッピールしたのでした(笑)。その時の難波弘之は、若き女性を前にして”有名人”として般Pに声を声を掛けてもらったという誇らしさの一面、女性と2ショットで居酒屋でシケこんでいた現場を目撃され、恥ずかしいような、困惑したような、複雑な表情をしていたのが、非常に印象的でありました(笑)。
Nouvo Immigrato のHP
kenso 清水義央氏のブログ

散財日記

2004年11月19日 | CD批評
近くなのに、たまにしか行かない北浦和DUにて。
●ポチャカイテ・マルコ 「ラヤ(LAYA)」
目白WDのHPはプログレCD調達の際には最重要で、毎日昼休みには無意識にチェックしているのですが、「ついに出た」というのが第一印象。道義的には目白WDに行くのがスジなるも、会社(東京:丸の内)=自宅(浦和)という通勤途上にはCD屋が皆無で、プログレ系を調達するには、丸ノ内線でお茶の水に出るか、地元で探すしかないという困った状況。外資系CDショップが通勤圏にあればと思う昨今ながら、このCD調達困難な状況が一層渇望感(所謂”得られないものを得る興奮”?)を煽っていて良いのかも、という気もします。前回同様、オドロオドロしいジャケ、帯の文句も「異形の妖獣が誘う変拍子の迷宮」(!?)だが、DUで購入すると”DUスペシャルCD”なるライブ盤CD(これまたシルエレでの録音)が先着順で付いていて素晴らしい。北浦和DUではこんなCD(失礼)を購入する人も少ないのか、在庫も豊富でした。
*ご参考 (罪滅ぼしの意味を込めて)目白ワールドディスクのHP  
ポチャカイテ・マルコのHP(この怪しさはジャケ同様)

散財日記

2004年11月18日 | CD批評
今回はちょっと珍しくお茶の水DUにて購入。
●Alan Evens 「Let It Ride...」
「ソウライブの”ソウルマン”」の作品らしいが、”ソウルマン”とは歌なのか、踊りだけ(CD化不能か...)なのか、よく不明ながら内容は不発。忘れた頃に聞き直しても不発を予感させる内容。
●Karolina Vucidolac「Brasil Meu pais musical」
誰それ?という感じだが、完全なレコ評買い。曲名を見るに、結構有名ドコロのカバーをしているが、バックの演奏が異常に巧い。ベースとかもジョン=パティトゥッチ的で難しそうなユニゾンとかもピロピロ弾いてしまう感じで、「もしかして本人?」と思ってクレジットを見ると”Ney Conseicao”とかいう人で寡聞にも知らず。恐るべし、ブラジル音楽!と思えば、スウェーデンにてブラジル音楽をやっている模様(笑)。 阿蘇にて何回も聴いてました。
*注:視聴機について思う「その2」ですが、音楽を聴く音量というのは個人差があるのですが、皆さん音量が非常に大きいのですね~。というのも、前のお客さんが聴いたボリュームで聴くと僕には大きすぎてスグ音量を下げざるを得ないのですが、このケースがほとんどであり、逆に音量が足らないので上げるというケースは稀で、SSの他メンバーが大音量派なのではなく、絶対的尺度において「僕が小音量派」なのでは?という気がしてきています。

散財日記

2004年11月17日 | CD批評
In 長崎その2!
●Donny Hathaway 「These Songs for you, LIVE!」
ダニー=ハサウェイなんて聴くの?と思われる方も多いでしょうが、結構バックの演奏はジャズっぽいのであります。前々から買おうと思っていましたが、東京のCD屋ではジャズコーナーと洋楽コーナー(POPS)はフロアーが違うことが多く、ついつい買いそびれてしまうので、1フロア集中の長崎でやっと購入。津和野に向かう車内で聴いてました*。
●Patricia Barber 「Verse」
今回の九州行の東名名古屋付近で渋滞を食らったときにピータ=バラガンのFM番組を聴いていたのですが、そのピータ=バラガンが帯書きをしていたので、購入。BNレーベルが出している不思議系の演奏+歌ですが、帯書き「知的+クールな」とはちょっと違う内容か。津和野から日本海に出て、益田~松江*にて。
*注:当方に限らないこととは思いますが、音楽とそれを聴いた情景は強く焼き付くものであります。後年音楽を聞き返すと、過去にそれを聴いた情景が甦ること、そして逆に、情景を思い出すとそこで流れていた音楽が甦ること、不思議なのではありますが、当方にとっては重要な音楽の”効用”、”楽しみ方”なのであります。

ライブ 10月2日ドキュメント(5)

2004年11月16日 | SideSteps
新曲なので、どうしても皆演奏に集中してしまい、本来の目的である「モニターバランスのチェック」等を無視。”違う曲でバランスをとってからではどうか”という意見も出るが、「新曲で通す!」との田村リーダーの強い押しで新曲を黙々とリハ。止まらずに完奏する(なにかの番組みたい...)とちょっとひと安心。1週間前の最後の練習が新曲にかかり切りとなってしまったため、残りの曲も”おさらい”の意味を込めて演奏、怪しい部分の「部分練」をもして、全曲制覇かという目前でキーボードが機材トラブル!音源モジュールの一つが飛んでしまった模様、これまでにメモリーされたセッティングが消えてしまったようで、伊東さんは大いに慌てる。残り15分くらいリハの時間は残っていたが、この時間を復旧作業(もしくは代替作業)に使用した方がよいとの判断から、リハを終了。伊東さんのみステージに残って黙々と復旧作業を行う。この間に録音準備をするが、DATの持参を忘れてしまったとのことで、マイク録音は急遽MP3プレイヤ*で行う。加えて、PAにお願いしてDATにラインの音を収録してもらう。
*注:写真は”飛んでしまった”伊東氏の機材を不謹慎にも記念に激写!
*ご参考→ 使用したMP3プレイヤ(レコーダー)のHP、iFP899というモデルですが、かなり使えて便利です。

散財日記

2004年11月15日 | CD批評
In 長崎!
長崎に行ってまでもタワレコかよ、とお思いの方も多いでしょうが、長距離運転の帰りの車内での慰みについつい大量購入。こうして観光客が(タワレコで?)お金を落とすことで地域発展に役立てばと自らを慰め、発狂買いしてしまいました。
●Sam Kininger(サム=キニンジャー) 「Sam Kininger」
Lettuce関連(レタスのサックス奏者)ということで、迷わず購入。雲仙からの帰りに聴いたが、ちょっといまいち。ジャムバンドならではの”適当さ”が出ており、ちょっとガッカリ。ドラムのAdam Deitchも(スタジオ盤だからか)元気さに欠け、やや拍子抜け。
●「角松 T's Songs From L.A.」
LAのAOR系ミュージシャンが角松敏生の80年代の作品をカバーするという企画物。これも雲仙からの帰りに聴いたのですが、ほとんど「初めての曲を聴く感じ」で、角松敏生と知らなければ、知らないでもOKという感じの内容でありました。(つづく)
*長崎タワレコは予想外な場所にありました。というのもJR長崎駅ビルの中。前回鹿児島の経験則からも、タワレコ(別にタワレコでなくても良いのです、所謂輸入盤を扱う”外資系CD店”)の出店法則「駅前よりも繁華街」を想像していたので、長崎の繁華街である浜町付近を散策中に注意はしていたのですが、見当たらず、もしやと思って路面電車に揺られて駅前に行ったら、ありました(笑)。

散財日記

2004年11月14日 | CD批評
In 鹿児島!
旅行先であっても、嫌でも目についてしまうのですよね~、CDショップ。というわけで、鹿児島でも立ち寄りました、タワレコ。当然、東京とは違って1フロアのみの小振りなショップですが、鹿児島市内の繁華街であります天文館にありました。もちろん、意識的に探したわけではないのですが、黄色地に赤字を見ると「=タワレコ」と刷り込まれているものですから、どうにも止むを得ません。
●Lettuce(レタス)「Outta Here」
前述ライブ盤がいたくお気に召したので、スタジオ盤も購入。早速翌日、阿蘇へ向かう車内で聴いたが、ライブ盤に比較するとパワー不足感が否めないものの、ジョンスコ等もゲスト参加(2曲)しており、ちょっとは気を慰められる。ライブ盤にも収録されていてお気に入りの”Nyack”についてはスタジオ盤とともにライブバージョンも収録されているが、発展段階にあり、その意味においてのみ興味深い。
●Michael Franks 「Sleeping Gypsy」
今更感が拭えないが、超名盤なのでこの際購入。なぜ鹿児島で、という話もあるが、タワレコのポイントカードがいっぱいになったので、交換ついでに差額で購入。
*タワレコ鹿児島、旬の店頭紹介商品に関しては、東京とほぼ同じ品揃え。僕がダマされてよく購入してしまうモトでもある”宣伝文句”も東京と全く同じで、ある意味”使い回し”であることがよくわかりました(笑)。ただ、東京と違うのは店員の対応の良さ(旅先だからか、人の親切が身に染みる?)。あれは東京にはありません。
*ご参考→ Lettuce(レタス)のHP

最秀逸なるCD

2004年11月13日 | CD批評
Phat Phunktion "You and Me"
最近、「期待しないで買ったCD」(下記”散財日記をご参照”)の中、いや「期待をして買ったCD」を含めても最も秀逸だったのがこのCD。ファンクが基調なのですが、ヴォーカルがラップもやるようで、1曲目のラップ調の曲を聴いたときはさすがに「失敗か~」と思い、封印しようかとさえ思いましたが、聴くにつれ、「これはとんでもない作品なのではないか」とさえ思うようになりました。全曲を通して”捨て曲”がなく、どの曲にもリズムアレンジやホーンアレンジ等の光る部分が必ず内包されているのであります。1週間休暇で九州/中国地方を車で爆走した際、帰りの出雲→京都という国道9号線(山陰道)の300キロ間(所要5時間位)でこのCDを死ぬほど繰り返し聞いておりましたが、ホーンとドラムが巧い! 特にドラムは「どんな奴なのだろう?」と思い、下記HPを見てガックリきました(笑)が、随所に光るリズム的アイディア等なかなかのモノです。もし試聴できる機会があらば、ラップの入った1曲目では趨勢を見誤る可能性があるので(笑)、7曲目”Never Be The Same”を聴いてみることをオススメします。このCDは毎度のことながらタワーレコードで購入したのですが、タワーの宣伝文句では”Tower of Power的”と形容されておりました(寡聞にしてこのバンドを全く知らなかったのでこれを店頭で取り上げるタワレコの先見性?もなかなかのモノと思います)が、TOPにはあまり詳しくないことながらも、個人的にはなんとなく”EWF的”なような気がしております。
*ご参考→Phat PhunktionのHP
     ちなみにドラムのSheldon Allenという人はこんな感じ(笑)