Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

仙台ライブ2days! (9)

2005年09月30日 | SideSteps
11時過ぎには宿泊予定の三井アーバンホテル仙台の前に到着するが、ここでホテルフロントに行き、先に駐車だけでも出来ないか交渉し、OKとの返事を勝ち取る。非常に融通の利く一流ホテルの証なり(京都遠征時の某ホテルとは大きく違う→しつこい...)。ホテル内では結婚披露宴が開催されている模様。ホテルの駐車場に停めるとチェックインまではまだ時間があることから、ここから徒歩3分程度の演奏会場「錦町公園 噴水前」を早速視察に行く事に。この時間帯にはMさんのバンドが出ている筈だが、会場に近づくにつれて音が聞こえ始めるが、その音が次第に焦点を合わせていき、それがCASIOPEAであることが判明すると、いよいよ本番が迫るという感になぜか緊張。会場は公園の一角ながら通りに面した場所で通行人が足を止めて演奏を見入っており、かなりの人垣を形成。その間から演奏バンドを見遣ると、それはまさにMさんのバンドであった。結構な音量が出ており、意外な大きさに驚くが、到着が遅れたこともあり、見る事ができたのは残念ながら最後の一曲のみ。終演後には早速Mさんに挨拶、さらにメール等では見知るも実際に会うのは今回が初めてのKさんをご紹介いただき、初めて挨拶。Kさんは本日開催のクロスオーバー仙台のビラを会場で撒いており、その献身さに頭が下がる(結果としてみればこのビラが集客に多大なる貢献をすることとなる→後述)。野外での演奏会場における環境を確認すると同時に、12:50の集合時間等を確認すると、昼食に。

仙台ライブ2days! (8)

2005年09月29日 | SideSteps
これでは後ろから追い上げてくるであろう伊東車にも悪影響がでることは容易に想像されるが、これも埼玉県をでると徐々に解消。ここで田村さんからメールあり、東北道での距離標識(キロポスト)換算で当車の50キロ後方を走って来ている模様。当然、相対速度であることから、当車が100km/hで走行していれば、伊東車は150km/h走行で1時間、125km/hで30分で追いつくことが出来るという理論値ながら、途中経過でもこの50キロという距離差がなかなか縮まらず、SAにて休憩、朝食とする。那須高原SAにて停車し、朝食を購入して再び走行。依然として距離差が縮まらないことから、仙台宮城IC直前の菅生SAにてランデブすることとし、ここまで走って休憩。30分程度待つが、その間に府川さんが田村さんの携帯メールに挑発的なメールを打電。「まだ?」とか「どこ?」等を打ち込むが、田村さんからの返信も「298」(キロ・ポスト付近を走行中との意か?)のみで相当いら立っている模様。伊東車は機材満載で乗員のスペースも厳しいため、ゆったりと乗れる当車への搭乗を希望していたが、仙台を手前にしてやっと叶う。菅生でランデブに成功するとそのまま並走して仙台宮城IC。高速料金7200円を支払ってICから市内に向かうが、11時前であるにも関わらず、かなりの渋滞。定禅寺JFのための交通規制か、とも焦るが、そういうわけでも無い模様で、やっと市内。

フォアグラ日記

2005年09月28日 | フォアグラ日記
ヴァンピックル丸の内(肉料理)
外資系金融機関に華麗なる転職を遂げた同期の女性の送別会にて男4・女4の計8人。よくランチでいくオザミトーキョー(過去本稿参照)の姉妹店ながら、ワインと肉のお店。パリ勤務の過去もある同期がフランス語の店名について説明していたが、大学時代に第二外国語がフランス語にも関わらず、完全に失念。予約ながらL字のカウンター席に8人が座るという異例な状況ながら、椅子が(当方には)異常に高く、座りにくし。定刻になっても参集悪く、なにげにメニューを見ると最後のページには「電殺名人○○氏による豚」との紹介。何事かと思い、記述を見るに、ここで使用されている豚はその電殺名人の手に懸かって屠(ほふ)られた豚のようで、概略では「豚は全く苦しまず、自らが死んだということも分からないまま肉になる」的なストレートな文言が遠慮なく記載されており、言わんとしているのは「だから豚にストレスがなく肉が美味しくなる」というものなのだが、これからその豚を頂くというのに、なにか生々しい、見てはいけなかったものを見てしまったようで、気がおもっきり塞(ふさ)ぐ...。こういうものを書くのはいかがな物か、とも思うが、ふと目を上げると、そのようにして処理されたと思しき大きな体(実物)がカウンターの裏に串刺し状態で置かれており、これまたリアルで生々しい。いざ料理ともなると、基本的にはバーベキュー料理で、大体が串に刺された状態で出て来るが、さすがに美味しい。先ほどの裏事情され忘れてしまう内容だが、最後のフォアグラ田楽のような料理はさすがにシツコく、同期とも「この歳になると最後のフォアグラはキツいな~」と認識が一致。人間が旨味を感じるのは脂であるものの、ここまで脂攻めは堪える。中和しようとする本能からドリンクを異様なペースでオーダー、これがこの店の策略か。翌日のメールでも「昨日のフォアグラ、キツかった」と書いて来たところを見れば、"よほど"だったのだろう。最後には最近ハマりの乾燥イチジクとコーヒーでお開き。

仙台ライブ2days! (7)

2005年09月27日 | SideSteps
9月10日(土)
予定とおり5時に起床し、出発の準備。最後になにか緊急連絡でもないかと思ってメールを見るが、前回と違って何もない模様で安心。天気予報を見るに、仙台では本日は夜から雨とのこと。さらに最悪なのが野外で演奏する明日11日の空模様であり、予報によれば午後は50%の降水確率で"曇り時々雨"の模様。”がくー”とも思うが、天候ばかりはどうしようもないので、そのまま出発準備して、集合場所のJR武蔵浦和駅へと向かう。到着すると集合時間をやや超えており、”待ち合わせ場所や時間がココで本当に良いのか”と不安そうに周囲を見回す府川さんを発見し、ランデブ。そのまま荷物を搭載して足早に仙台へと急ぐ。これから外環浦和→東北道→仙台宮城というルートをたどるが、駅を出るとすぐに田村さんからのメール、東京組(伊東/田村車)は田村邸を6時に出発する予定が大幅に遅れており、6時40分程度に出発するとのこと、これも想定の範囲内(→これがなぜ最近の流行語なのか不明)であり、東北道を150km/hで走って追いついてもらうこととする(後に判明するが重要な忘れ物=楽器を取りに帰った模様...)。車内では府川さんとまずは天候について。本日の演奏はいいとしても、明日野外で雨に降られたら、テントはあるとしても実際に演奏できるかどうか議論。その後は仕事の話等をするが、東北道は朝の7時台にも関わらず、結構な混雑。3車線をどこも100km/h程度で連なって走っており、自分のペースでは走りにくい。

仙台ライブ2days! (6)

2005年09月26日 | SideSteps
8月下旬には無料に貸出を受けるPA機材のリストをKさんより受け取り、会場サイドとの打ち合わせ前に使用するスピーカー、マイク、ミキサー等を実物ではなくwebでイメージをしながら選定し、そのリストをKさんに返送、加えて、会場で気になる点(電源やケーブル周り等仔細な点)をその都度Kさんにお願いして照会していただき、やっとここまで至ったのであった。雰囲気としては完全に学生時代の学園祭、しかも遠距離で実物等を見ないまま、当日の障害等を予想、イメージしながら一つずつツブしていくという過程であり、在仙Kさん(大学の大先輩であることが判明!)のマメさがなければ到底成立し得ない状況において、これは本当に大きな救いであった。来週初12日(月)は休暇として温泉で骨休めをしようとしたため、前日9日(金曜)には本来月曜に行う仕事も平行して行うこととするが、マーケットが超閑散だったこともあり、ウィークリーやストラテジーの執筆等が異様に捗り、ブローカーには「休暇前だから今日は参戦少なかったですね~、おかげでマーケットが閑散でしたよ(笑」とイヤミを言われながらも、19時には逃げるように会社を後にする。ちなみに、定禅寺JF当日の9月11日は衆議院選に加え、米国での同時多発テロ(セプテンバー11)ということもあり、アジアの金融センターを狙ったテロ等も惹起するのではという観測も流れていたため、12日の休暇が取得不可になるリスクもあったが、「そんなこと起きる訳ない」と無理に押し切って休暇を取得。宿泊準備を完了させ、23時には早めに就寝、翌日は5時起床予定。
※今回使用の機材はコレ。

=お知らせ= SideStepsライブ

2005年09月24日 | SideSteps
SideStepsのライブ日程が決定いたしました。
日時:2006年1月8日(日曜日)  
場所:吉祥寺シルバーエレファント
正月早々のライブで恐縮ではありますが(笑、
このライブは
1)新譜発表記念(今年年末にはリリースされると思われます)
2)その後、少なくとも半年間はライブが無い!(メンバーの都合による)
というものでありますので、このタイミングしかない!という決断でございます。
メンバー一同、皆様のご来場をお待ちしております。
まだ先の話ですので、詳細は決定次第、ご報告いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※画像は全く関係のない「SideStepsと五色沼」.....。さすがに楽器は持って写ってはいません。観光モードです......。

仙台ライブ2days! (5)

2005年09月23日 | SideSteps
9月5日(月)~9日(金)
ウィークデー。引き続きトレーディングの毎日。総じて相場は揉み合いだったので、在仙の主催者であるKさんとメールにて連絡を取り合い、当日までの詰め。忙しそうにメールを打つ当方を訝しげに上司は見ていたが、ただ、これも前月末までにピークを迎えていたので、頻度もそれほどではなく、最終確認程度(この段階で詰まっていないことがあるのは”ある意味マズい状況”とも言えよう)。ただ、ここまでに至る道のりは困難なものであった。振り返れば、当初今回の企画”クロスオーバー仙台”を持ち込まれたのは7月7日、東京出張のMさんと東京丸の内のおでん屋にて飲んだ時。その後、在仙の主催者Kさん、KZさんを紹介いただき、場所がエルパーク仙台と確定したのは8月の中旬。そこは公共施設ということで、入場料を取れない一方でレンタル料金も破格に易く、しかも奇跡的に定禅寺JFが開催される9月10日だけ空いていたということで即決定するも、PAは設備がありながらもセッティングや操作/運営は自前、つまり主催者が行うという不安要素を大きく抱えていたのだが、PAであれば高校/大学とそれなりにセッティングして運営した経験があったことから、それであればSS(というか当方個人)が全面的にお手伝いさせて頂くことになるという経緯(ちなみにSSのメンバーもこれまでの場数の多さからかなりこの方面には詳しい)
※本番前最後のリハにて手を負傷?の府川氏

仙台ライブ2days! (4)

2005年09月22日 | SideSteps
曲順とおりに不安な曲のみをピックアップし、もう一度練習、という具合に進行し、5時間の練習もアッという間に終了。機材の積み忘れがないように確認をして撤収(これは以前に機材の積み忘れがあり、それが判明したのが当日の六本木PITINN、スタジオに確認すると"ある"とのことで、このスタジオ付近を通って見に来てくださる知人のお客様にお願いして持って来てもらったという過去の経験に基づく)、東京地方はこの日の夜には大雨の予報とのことで、各人そのまま解散となる。帰途にガソリンスタンドにて給油するがディーゼルにて105円/リッターとついに3桁台に乗せており、前年時の1.2倍程度までガス代が急騰。当時のWTI先物は43ドル付近であるから、今回の65ドルというレベルを見ると1.5倍にもなるが、それを考えれば1.2倍というのはマシな程度かとも。平日に宿泊等の準備をすることが時間的に困難であることから、帰宅後に準備。東京地方ではその夜、記録的な豪雨となり、結果として会社の席の周囲でも2名が車が水没して廃車になったと聞く。
※職業柄、毎日見ているチャート(WTI先物ジェネリック)を参考までに添付(→職業病)

仙台ライブ2days! (3)

2005年09月21日 | SideSteps
逆算的に東京からの出発時間を見積もるが、クロスオーバー仙台の会場への入りが12:50、ホテルのチェックインが12:00~、当日定禅寺JFに出演するMさんのバンドの出演時刻が11:00~ということを考慮すると、やはり仙台到着は11時前、都内を抜ける東京組(伊東/田村車)は世田谷の田村邸を6時発。都内を抜けない埼玉組(岩井/府川車)は6時30分として、待ち合わせ時間の無駄をも配慮し、携帯電話にて連絡を取りながら東北道上でランデブすることに決定、それぞれが待ち合わせ時刻を決定する。当日ホテルに着いてからの時間配分や駐車場から会場までへの機材運搬等を考慮すると、チェックイン後に停められ、定額、しかも自由に出し入れ可能という台数限定のホテルの平面駐車場をゲットすることが必須であると思われ、仙台11時着は必須条件。加えて、今回は日曜の定禅寺JF終了後には温泉に一泊して帰京することが決定しており、その温泉は福島の”高湯温泉”であったが、演奏終了の16:40から撤収し、車を飛ばして(夕食の関係もあり)20:00までには到着しなくてはいけないという、これまた切羽詰まったサラリーマン=ライクなスケジュールであり、トータルで考えれば、比較的ゆっくり時間を過ごすことのできるのが、11日定禅寺JFで演奏する前の午前中のみ(実際は全くそうではなかった→後述)という事実が判明す。またメンバーが持つ当日のPAへの不安については、機材内容やセットの概要を説明し、やっと練習再開。

仙台ライブ2days! (2)

2005年09月20日 | SideSteps
戸田公園駅で府川さん、田村さんをピックアップし、コンビニで昼食を購入して5時間の最後のリハに突入。毎度のことではありながら、充分練習して”これで完璧”という状態で余裕をもって本番、というケースは未だ存在し得ない。毎回が”このままじゃマズい”という切迫感を十二分にたたえる。まずは曲順とおりに10日クロスオーバー仙台、11日定禅寺JFの2ステージ分を通して演奏するも、持ち時間として前者が50分、後者が40分であることに加え、今回は2ステージで重複曲は無しという内容(←チャレンジングというか練習回数比で無謀...)なものであることから、それぞれ6曲/5曲の11曲、計90分をひと通り演奏。しかし途中ではギターの弦切れや部分的に崩壊(苦笑)する場面もあり、同部分を再度部分練習し、2時間余が経過してやっと休憩。休憩は30分程度に及ぶが、ロビーにて食事をしながら来週仙台行きへの打ち合わせに終始。在仙の主催者の方との(特にクロスオーバー仙台の)打ち合わせは完全にピークアウトしており、大体の方向感は確定、不安要素もある程度は除去されていたが、11日定禅寺JFは前回出演の経験からも大方の進行や雰囲気が分かっているのに対して、10日クロスオーバー仙台は今回が2回目にてSSは初出演、しかもホールを借り切るもPA等のセッティング、運営は主催者のみで行うことという状況であり、SSとしても特にPA周りを中心に支援をするということになっていたが、この点について、メンバーに説明し、当日のスケジュールを考える。

仙台ライブ2days! (1)

2005年09月19日 | SideSteps
9月4日(日)
来週に仙台行きを控え、最後のリハ。最終的な機材選定に加え、準備も兼ねて本番通りのセットを持ってスタジオへ。セットについては依然として試行錯誤が続くも、今回はセッティングの容易さを考慮してラック2Uにコンプ(dbx163)とマルチエフェクト(t.c.electronics G-major)を入れたもの。ミュージシャンとして”礼儀”であるボリュームペダルとチューナーを挟んだセットに決定。今回の定禅寺ストリートジャズフェスティバル(以降、定禅寺JF)は郵政民営化否決に伴う衆議院解散選挙投票(11日)と同日であり、国民の義務である投票を期限前投票として済ますこととし、朝10時30分からのリハのため、9時には家をでて車で市役所。投票は衆議院の選挙区と比例区、さらには毎回訳の分からない最高裁裁判官否決投票(新聞によれば、投票用紙の最初に書かれた裁判官が最も否認率が高いとのこと...日本人の民度が知れる)があるも、期限前投票の最大の利点か、非常なる人の少なさ。おかげで10分程度で簡単に済むが、鉛筆で氏名や諾否を記入することに非常なる違和感。銀行マンの直観としてはこれでは”改竄リスク”も否定できないが、筆記用具は鉛筆しかなく、これにて投票を済ます(考えれば開票所では筆記用具持ち込み不可+選管による監視という状況で不正のしようもないのかもしれない)。その後はスタジオ、戸田パークサイドへ。
(写真) Go! Go! 選挙。「投票せずして政治を語る勿れ」。 投票証明にさいたま市役所(旧浦和市役所)をパチリ

(連載)仙台ライブ2days!

2005年09月18日 | SideSteps
掲題のとおり、本年9/10開催のクロスオーバー仙台、9/11の定禅寺ストリートジャズフェスティバルへ参加した時の模様を、毎回恒例ながら開始いたします。現在抱えている連載モノが多く、完全にアンコントロラボー(uncontrolable=制御不能)な状況になっておりますが、お許しを+乞うご期待。

ラブ!ペダル(6)

2005年09月16日 | 機材マニアック
コンパクトエフェクターにおけるモジュレーション系を見ていて思うのですが、ARION(アリオン)というメーカーのモディファイが目立つという事実です。ARIONと言えばかなり前からあり、その破格な安さが特徴だったのですが、それはどうやら日本で設計され、アジア生産によるもののようです。血気盛んな高校→ちょっと金銭的に余裕の出てきた大学生の時は、愚かにも「けッ、そんな安物使えるかよ」という感じで周囲の誰も(特に機材至上主義であったW大学FMというサークルでは誰も)が使用しているのを見たことがなかったのですが、これがなかなかイイようなのです。ご他聞に漏れず、当方も使用したことはなかったのですが、エフェクトOFFのバイパス時のサウンド等は結構ツラいものの、モディファイによってTrue-Bypassにするとかなり使えるモノのようであります。その後の調査では、設計;日本→生産;アジア→販売;米国、なようであり、日本に入ってきているのは逆輸入のようでもありますが、ギターサウンドの王道と言われるマイケル=ランドウのラックにも入っていたりしており(使用しているのはコーラス)、一部マニアや敏感なギタリストの間では有名な模様。その値段の安さも気になるところですが、”True-Bypassを入れて改造し、結果としては高くついても敢えて使用している”という部分がいかにもマニア受けしそうで、ちょっとダサ目の洗練されていないデザインが足下に一個ぐらいあるのは、いかにも上手そう君的ではありませんか。そのラインナップをみていて、現在、発狂的に価格が高騰しており(これは中心部にある遅延素子が生産中止or品薄であることに起因する模様)、逆にデジタルを完全に抜いてしまったアナログディレイが良心的な価格で売られているのに好感を持てました。

ラブ!ペダル(5)

2005年09月15日 | 機材マニアック
このようなコンパクトエフェクターにおいて圧倒的に重要なのが、「顔」です。つまり、その外観も個性のうちの一つであるのですが、その意味では日本製も負けていません。日本製マニアック=ストンプにおけるイチオシはShin's Musicのペダルです。その特徴は何と言っても「気取りの無さ」。昔ながらの打ち出しタイプが張られた、塗装のされていない素のボックスという、実用本位なデザインは、上手そう君の必須アイテムです。痺れます。勿論プロご用逹で、価格も結構なものではありますが、True-Bypass等の基本性能は当然のことで、内部配線等のアップグレードされています。モディファイドのペダルもやっています(その中心はイバニーズのTS-9)が、その本領はオリジナルのペダルにあるでしょう。そのペダルは基本的に歪み系ながら(これはおそらく構造が比較的単純である一方、ゲルマニューム素子等の部品によってサウンドが大きく変化することから、個性のあるサウンドを作ることができるためと思われます)、モジュレーション系やスイッチボックス等、品揃えは日本の中ではベストと思われます。ここが素晴らしいのはオリジナルのボリュームペダルを製作しているところ。これまでにいろいろなオリジナルエフェクターを見てきましたが、ボリュームペダルまで製作しているのは寡聞にして知りません。そのお値段も結構なもので、現在使用しているBOSSのボリュームペダルが3台近く買えてしまうものなのですが、ギターから直にペダルに入るセットをしている人にはそれだけ支払う価値があるのではないでしょうか?こういうメーカーが日本から他にも出てくることを望んで止みません。

(またもや)散財日記

2005年09月13日 | CD批評
前回と同日、お茶の水DUジャズ館。
●Wayne Shorter Quartet「Beyond the Sound Barrier」
以前より買おう買おうと思っていたが、見てみると1690円にプライスダウンされており、即購入決定。個人的にはウエザーの時を除いて、あまりウエイン=ショーターってそんなに世間が言うほどに冴えている?というのが印象だったのだが、本作は意外なるフリー系。殆どをショーターが作曲しているが、あまり作曲感のない内容。ただ、バンドとしてのパワーは伝わってくる。しかし、ベースはジョン=パティトゥッチなのだが、この人のアコースティックって音色にバラツキがあり、エンジニアの方針なのかもしれないものの、基音となるローがなく、アタックのみという場合があって、聴き採りにくい。よって存在感も薄い...。
●Larry Coryell / Victor Bailey / Lenny White 「Electric」
この手の3人、それもギター、ベース、ドラムというパターンで多くの作品が出ているが、あまり良い作品はないという印象が非常に強い。特にドラムがスティーブ=スミスだった場合は、まず駄作と見た方が良いという経験則があるが、今回もそれに近い予感を持って購入。そんな懸念の中で購入に至ったのは、ひとえにギターがラリー=コリエルだから。ベースのビクター=ベイリーも決して嫌いではないが、最近は演奏に本人の焦りが出ており(?)、演奏が易きに流れる傾向があるのだが、今回もその流れは止められず....。