Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

よいお年を

2015年12月30日 | 時事批評
本年末は最も曜日の並び悪く、本日30日まで営業し、4日からまた営業再開にて、まったく年末感がありません(泣。
昨年末には2015年はボラ(ティリティ)の大きい一年と予想したものの、結果としてボラは少ない=マンネリ気味な(マーケットでは次第にボラが出始めてきましたが)、比較的安定した一年でありました。一方でまた、セータ(時間価値)をも次第に意識させられることに...。
来年こそ、良い意味でボラの上がる一年となるよう期待してます。
皆様良いお年をお迎えください。

散財日記

2015年12月26日 | CD批評
サキソフォン=サミット(Saxphone Summit) Live at Bird Land NYC
夕刻NYに到着した日の夜、ミッドタウンからそう離れていないバードランドへ。本来であればライブ2本立て!とでもいきたいところだが、19時から飲み会が入っていたため、それが終了してからの2ndステージが狙い目。12時間フライトによる疲れ具合も予想がつかず、事前予約等もなしにフラリと前回訪問時の記憶だけを頼りに、小雨が振るも暖かい街中を歩いて44stのバードランドへ行き、予約していない旨を告げるも問題なく最前列へと案内。2ndステージは23時開始なるも、音楽チャージ($35)の他に$10は最低でも飲み食いしなくてはならず、ただでさえ満腹の中、食べたくもないスナックを齧りながらアイスティーを啜って待つ。さすがに安全になったというNYの深夜を酔って歩くだけの勇気は無し。フロント3人のサックスとピアノ、ベース、ドラムという編成だが、演奏する内容はコルトレーン後期のスピリチャル=ジャズでどの曲も長尺。客の入りは深夜ということもあり、半分程度で余裕をもって観戦。フロント3人のサックスは向かって左からジョー=ロバーノ(ts/Joe Lovano)、デイブ=リーブマン(ts/Dave Liebman)、グレッグ=オスビー(as/Greg Osby)というメンツ。リーブマンはかなり足が悪い様子で歩き方も不自由で、椅子に座りながらのプレイだが、ブロウすればコメカミに血管が浮かび上がる!リーダーはリーブマンな模様で、他プレイヤーのソロに対する視線や表情がなんだか厳しい。ジョー=ロバーノは他にアルトクラリネットやフルート(木管)をも使っており、多彩なのだが、なにせかなりフリー気味ながらも全員譜面を見ながらのプレイでとってもアンビバレント。終了後、徒歩でホテルに帰ると25時。

フォアグラ日記

2015年12月19日 | フォアグラ日記
ステーキハウス88(ステーキ/沖縄)
再訪。意外に困難に遭遇するのが沖縄の夕食にて、居酒屋風な店舗は数多あれど酒を自発的には嗜まない当方にとって居心地悪く、かと云って純粋な沖縄料理の店は思い切り観光客目当て、もしくは思い切り純朴で夜間営業ナシ、かのどちらかのベクトル。かと云ってホテルのレストランは値段の割に東京と変わらない趣向で新味なく、結果、夜間にレンタカーを飛ばして遠方まで出征というパターンとなるが、今回のステーキハウス88は前回とは違って本部にある美ら海店へ。というのも前回の辻本店は夜間の家族連れにはちょっと向かない立地のためだったが、逆に夜の本部(もとぶ)、そして美ら海付近は走る車もなく、とても寂しい限り。そのような中、煌煌とネオンや松明(たいまつ)全開で深夜まで営業している同店の存在は非常に心強い限りながら、同店でステーキ。国産でなくとも豪州牛でも充分に美味で、ニンニク醤油のソースがよろしい。帰りは充分に遅くなり、海岸沿いの国道をホテルに向けて暴走するに、同じく暴走する暴走族(二重形容...)に遭遇。かなり久々に遭遇した気がするが、超低速でアクセルを噴かしまくる彼らなのだが、後方から車が来ると全員路肩に大きく寄って道を譲るところが、非常に礼儀正しい。これに限らず、コンビニの店員、特に若年層の礼儀は非常によろしく、東京にはない希望を多く感ずる。

玉肌日記

2015年12月12日 | 玉肌日記
【こんぴら温泉(香川県善通寺市)】
金刀比羅宮(金比羅さん)はその脅威の階段地獄で名前は聞いていたが、今回初訪問にて、当然ながら温泉も初訪問となる算段。源泉名は智光院温泉と寺社観光地に相応しい、趣のある温泉名で「泉行院江戸旅日記」を直観でイメージしたが、単純弱放射能冷鉱泉、pH7.8。泉温19.3℃、無色透明無味無臭と、なんだかデジャブ(既視)感のある内容だったが、やはり想像通りの展開。たまたま個室露天風呂に入る機会があったが、消毒していない温泉でこちらは最良ながらも、その後の大浴場は塩素臭充分で残念な内容。そもそも満濃池で有名なる当地に温泉?それなら溜池なんて不要?とも思うが、弘法大師時代の満濃池と温泉掘削技術のある現代との相違か。特に今回は温泉に念入りに入浴しているのもそれは金比羅の階段を登ったから直後のケアのためであって、日頃の運動不足は充分に認識する中、登頂後の筋肉痛のために車のアクセルを踏むのがガクガクとなって帰京できなくなることを恐れたためだが、785段ある本宮までは到達。諸事情で同行者は皆それ以前に脱落、という結果。(宗教的かつ作為な意図を強く感じたが)最後の100段程度は特にキツく角度設定されていたが、奥の院までは1368段あると聞き、驚愕。ただ印象として特に参拝客の多い土産物屋が立ち並ぶ付近は自身のペースで登りにくい環境にあるため、実際にはそこで結構パワーロスする。

フォアグラ日記

2015年12月06日 | フォアグラ日記
Cafeがらまんじゃく(長寿定食/沖縄)
沖縄中部に金武(きん)というキャンプハンセンのある地があるが、その奥にあるCafe、とは云っても純粋なる喫茶ではなく、野草を使った沖縄料理の方が有名なのが同店。沖縄に多く見られる民家をそのまま開放して営業しているスタイルで、長寿定食なるものが有名であり、さっそくオーダー。沖縄に自生している薬草(正確には沖縄の原種)をベースとした料理で基本的には野菜料理だが、沖縄の野菜ですでに有名なゴーヤのような苦みを持ったものが多く、いかにも薬草感充分。それらの数種類の薬草、そして少量のお肉が十品程度盛りつけられているが、味付けもあるため、あまり薬草感は感ぜず。琉球座敷、ちゃぶ台、窓の外には低気圧接近による曇天かつ湿気の含んだ生温い潮風という沖縄感を充分に堪能。なぜか沖縄と云えば「色がカラフルなブダイのお刺身」というイメージが強いのだが、やや面食らうのは盛られたカラフルなご飯の色。恐らく、青緑のライスを食べたのは生涯初と思われるが、それほど強い風味もなく、全く違和感を感ぜず。しかし、各色に染められたご飯だけでも判るが、全体として相当な手間暇を掛けて創られている様子。他の客をみると、会話中に「意識の高い人」なるイディオムがあり、やや食の宗教色を感じないでもなし。メニューをみると、以前に流行したデトックス、毒出しといった文字が見えるが、確かに、一食食べただけであっても、如何にもすぐに「(尾籠な話で失礼ながら)出そう」な内容。