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玉肌日記

2009年06月16日 | 玉肌日記
【唐沢鉱泉(長野県茅野市)】
長野県は茅野市から八ヶ岳方向に入った道の終点にある鉱泉。温泉ではなく、鉱泉であるのがポイントであって、つげ義春の著作「貧困旅行記」を読了後、寂れ感のある鉱泉宿に非常に魅かれたのだが、温泉といえばかなりポピュラーながら、それにすでに一部達成感も出てきたことから、今度は鉱泉を攻略すべく、その第一段としてのチョイス。登山客が多く、宿も山小屋風ながら、アクセスの最後5キロ程度は砂利道のダートでまったく悪路。車高をローダウンさせている当車にはツライ環境ながら、砂煙をあげて爆走して到着。かなり高い位置にあるせいか、6月でも下界対比で気温は低く、涼しい。早速風呂場へと向かうが、浴場は非常に開放感のあるつくりになっており、内湯のみ。生半可なる露天風呂には最近では憤りさえ覚えるようになった”内湯派”となったが、ここは内湯の質が維持されつつ、明るい太陽光と景色が取り入れられるよう、なかなか工夫されている。さっそく入ろうと2つの浴槽(高温と低温槽)の間にある”かけ湯”と思しき浴槽から手柄杓で汲もうとするも、ひっ!冷たい!これは7℃の源泉であるようで、気がつかないで肩からかけていたら心臓麻痺でも起こしかねない代物。シャワーを軽く浴びてさっそく高温の浴槽から入るも42℃程度で快適。木屑のような湯の花が浮いており、無色透明。やや軽い硫黄臭があるも、低温浴槽ではその硫黄臭も一層と強い印象。源泉比率が高いのは低温浴槽のほうながら、こちらも源泉と沸かし湯を循環させている模様。循環や一部ろ過となっており、低温のせいか、塩素消毒(臭うことはまったくなかったが)となっているのがやや残念な気もするが、鉱泉を我慢なしに快適に入るためであれば、これも止むを得ない範囲か。ぬる湯に入ってゆっくりするのが最適なようで、ぬる湯好きな当方にとってはなかなかすばらしい状況。鉱泉にハマりそうな予感十分。
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