Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

RIMOWAスーツケース 内部加水分解

2024年08月04日 | 畸観綺譚
「衣類がザラついている!(怒」と家人からお叱りを受け、その衣類が入っていたスーツケースを確認するに、また出た…加水分解。加水分解にはこれまでベースケース(ギグバック)、そしてエフェクター(MXR)と煮え湯を飲まされてきただけあって相当免疫もできてきた。が、RIMOWAオマエもか…(嘆息)。とはいえ、かれこれ20年以上国内外への移動で酷使したRIMOWAのアルミ仕様Topas (トパーズ)なので、ここら辺でメンテも必要。数年前に京都の旅館からクロネコ宅急便で自宅まで送った際、相当手荒く扱われてカドが大きくベコと凹んだ(おそらく投げられてカドから落下した)ものをクロネコさんに修理いただいたのが最後のメンテだが、今度は自分でメンテするしかない。まず、両面テープで固定された内側のシートを全てバリバリと外す。すると、想定通りに加水分解の粉ワラワラと湧いてる…。外したシートは何回も洗って粉を落とす。また、アルミに貼りついた粉も落とす。一面にビッシリついた粉をどうやって落とすか悩むが、そもそもこの粉はどこから来たか。記憶はないがクッション性のある極薄ウレタンが敷き詰められていたのか? クッション効果の記憶がない程度なら、加水分解を見越してこんな構造にして欲しくない。が、すべてを取りきらないと、いずれ時間とともにワラワラと湧いてくるのは必至。剥離剤等の薬品も考えたが、目に留まったのはキッチンにある液体クレンザー。これを思い切り蓋内にダイレクトにブチ込み、ブラシで擦るとオモシロイように取れる!自ら天才と確信した瞬間…。白いクレンザー液が加水分解粉を剥がしてグレーになっていくのもまたカ・イ・カ・ン(快感)…完全なる加水分解への征服感!! キレイに取り切ってシャワーで洗い、陰干しで乾燥させたら内側シートを再び両面テープでシワなく貼ってみごと完成。完全な達成感だが、気力を使い果たしてその後はなにもヤル気が起きず。次はどんな加水分解に襲われるのか…。