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玉肌日記

2008年02月19日 | 玉肌日記
【越前温泉(福井)】
福井は越前海岸にある温泉だが、当然、温泉だけでなく美食も、という趣向で今回は蟹付き。冬の季節ながら、使用頻度の少なさから当方は冬用のタイヤを所持していないので、公共交通機関を使用してアクセスするも、北陸本線武生駅からバスで一時間となかなか困難なる位置。しかもバスも本数が極端にない中、なんとか到着するも、海岸付近なので雪はなし。当方、戌(いぬ)年で雪を見ると興奮してしまう性質であるため、ややガッカリするが、夜半から翌朝にかけて降ってはいたものの、積雪には至らず、聞けば降ってもすぐに融けてしまうとのこと。そんな中、宿泊した旅館(開高健の定宿で有名なる”こばせ”)は温泉ということで、早速、蟹まみれの手からその臭いを抜くべく入浴するも、かなり普通なる湯。というのも単純温泉ということでなんだか有り難みもやや半減するが、以北の三国温泉(かの有名なる東尋坊の近く)ではやや塩分を含んだ温泉であった一方、こちらはプレーンであるのはやや意外なるも、臭いや色、浮遊物があればよいものでもなし。この辺りでは有名なる水仙が一束浮かべられていてなかなか雰囲気は良い。浴槽の形が気になり、伊プログレバンド、バンコのジャケを彷彿させるも、クビレ部分は浅くなっており、ここに腰掛けて窓から越前海岸の夕日を見遣るという仕掛け。源泉温度が低いことから加温されており、また循環で消毒もされている模様ながら、消毒臭はほとんどなく、非常にプレーンな温泉との印象。食べ物も美味しく、さらに温泉も、という好条件の宿はなかなかなく、こちらも前者にバランスが傾倒しているものの、立地の制約もあり、やむを得ず、か。
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