映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

最近見た映画あれこれ①

2023-03-18 | 映画雑感

 このブログでは、原則として1本の映画について1本の記事、としているのですが、映画によっては1本の記事にするまでもないと感じるものがあったり、1本書けそうだけどメンドクサイと思っちゃったり、、、。まあ、要するに、最近結構見ている割には書くペースが追い付かないのには、時間的な問題もあるけど、気持ち的にどうもね、、、ってのが大きいんですよね。

 でもせっかく見たので、自分用に、見たときに何を感じたのかくらいはメモっておきたいというのもあり、今回から3回に分けて記録しておきます。今回は3本。あとの2回は、邦画2本、外国映画2本の予定。ネタバレしているので、よろしくお願いします。


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◆蛇の穴(1948年)

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv8053/

 《あらすじ》 精神病院に入院し、担当医の努力で快方に向かったある女性ヴァージニア(オリヴィア・デ・ハヴィランド)。しかし、嫉妬した看護師によって凶暴な患者ばかりを収容する雑居房に入られてしまい……。 

~TSUTAYA紹介ページよりコピペ(青字は筆者加筆)~

 これは、映画友がオススメしてくれたので昨年末に見たのだが、何かあんましピンと来なかったので、結局記事にできなかった。

 精神疾患を抱えるヴァージニアを演ずるオリヴィア・デ・ハヴィランドは熱演で、なかなか挑戦的な内容の作品だとは思うが、デ・ハヴィランドが熱演過ぎて、ちょっと私にはついていけなかった。まあ、怖い、、、というのとは違うが、あんまし“映画を鑑賞する”という気分になれないというか。

 精神病院が舞台の映画は「カッコーの巣の上で」があるが、「カッコー~」も私は苦手で、、、。「まぼろしの市街戦」は、唯一、精神病院が重要な舞台装置になっている映画で好きな作品かも知れない。精神病院のシビアな現実をリアルに描かれても、私には受けとめ切れないのだと思う。

 ラストは救いがあるし、「カッコー~」よりは毒のない作品だとは思うが、あまり人にオススメしたくなる映画でないことは確か。デ・ハヴィランドのファンにとっても、ちょっと微妙かも知れない。


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◆秘密の森の、その向こう(2021年)

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv77852/

 《あらすじ》 8歳のネリー(ジョセフィーヌ・サンス)は両親と共に、森の中にぽつんと佇む祖母の家を訪れる。祖母が亡くなり、母(ニナ・ミュリス)が少女時代を過ごしたこの家を整理することになったのだ。だが、何を見ても思い出に胸をしめつけられる母は、突然ひとり家から出て行ってしまう。残されたネリーは、かつて母が遊んだ森を探索するうちに、自分と同じ年の少女(ガブリエル・サンス)と出会う。母と同じ名“マリオン”と名乗るその少女の家に招かれるネリーだったが、そこは、祖母の家であった……。

~上記リンクよりコピペ~

 「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督作品。早稲田松竹で、「スペンサー ダイアナの決意」と2本立てで、「スペンサー~」は半分くらい寝てしてしまった(でも大体の内容は分かっちゃう映画だった)んだが、本作はなかなか興味深く見た。

 上記あらすじからも分かる様に、ネリーが森で会った少女は、幼い頃の自分の母親だった、、、というお話。2人の少女はリアルでは姉妹だそうだが、双子かと思うくらいにソックリで、とっても愛らしい。

 自身の親の若い頃に出会うという話は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とかでもあるし、さほど珍しい設定ではないけれども、女三代の微妙な関係性がファンタジーな設定によって見事に投影されていて、巧みなシナリオに感心した。

 とはいえ、ネリーの母マリオンの心象風景を、ネリーの目を通して描いているだけに終始しているので、まあ、ヤマなしオチなしではある。そういう映画も嫌いじゃないから良いのだが、何というか、感想をグダグダ書きたくなる“何か”がなかったんだよなぁ。マリオンが、急に出て行っちゃうのもイマイチ??だし。少女マリオンと会わなくなったら、母マリオンが帰って来て、母と娘のハグ、、、みたいな感じで終わり、正直、ふ~ん、、、という感じしか抱けなかった。

 まあでも、もう一度、時間が経ったらDVDとかで見てみても良いかな、とは思う。そうすると、また感じ方も違うような気がする、そんな映画だった。


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◆対峙(2021年)

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv79520/ 

 《あらすじ》 アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が発生する。多くの生徒が殺され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。6年後、ジェイ(ジェイソン・アイザックス)とゲイル(マーサ・プリンプトン)の夫妻はいまだに息子の死を受け入れられず、事件の背景にどういう真実があったのか、何か予兆はなかったのかという思いを募らせていた。夫妻はセラピストの勧めで、加害者の両親であるリチャード(リード・バーニー)とリンダ(アン・ダウド)に会って話をする機会を得る。教会の奥の小さな個室で、立会人もなく顔を合わせた4人はぎこちなく挨拶を交わす。そして、ゲイルの「息子さんについて何もかも話してください」という言葉から、誰も結末が予測できない対話が始まる……。

~上記リンクよりコピペ~

 本作は、チラシを見て気になったのと、新聞の評を読んで、まあ見ておこうかな、、、くらいの気持ちで劇場まで見に行った。

 上記のあらすじにあるとおり、被害者と加害者の双方の親同士の対話、ということで、当然、終始深刻である。意外に、加害者の親が普通な感じで接していて、、、つまり、過剰に謝罪や反省の言葉を口にすることなく、「息子は思いやりのある良い子だった」という感じのことを普通に言っていた。

 本作について記事にしなかったというより、できなかったと言った方が正しい。劇場で見ている間も、安易に感想なんか書けないな、、、と思いながら見ていた。というのも、正直なところ、どちらの側の言っていることにも、あんまり気持ちが寄り添えなかったというか、ハッキリ言っちゃえば「分からない」のだった。

 あんまし「経験してないから分からないよ」とか安易に言うのは嫌いなんだが、こればっかりは、どうもリアルに想像するのが難しい。憤りや後悔や哀しさは、想像はできるが、それは通り一遍の想像でしかなく、リアルには感じられない気がする。そんなんで、感想なんか1本の記事として書きようがないよなぁ、、、と。

 また、信仰を持っているか否かも大きく影響すると感じた。この“対峙”が設定された場所は教会なんだが、その場所にそもそも意味付けがされている。これも、前述と同じで、想像はできるけど、信仰を持たない者にしてみればリアルには「分からない」のである、神の存在を信じてすがる、という感覚が。

 あと、これは会話劇なので、字幕を追うのがなかなかキツい。これは、DVDが出たら吹き替えでもう一度見た方が分かる部分も多いかな、、、という気がしている。もう一度見る気になれば、の話だけど。

 


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2 コメント

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春なのに (松たけ子)
2023-03-20 01:28:50
すねこすりさん、こんばんは!
けっこう映画やドラマ観てるんだけど、私も全然サクサクと感想がブログに書けない💦加齢のせいでしょうか。
面白そうな作品のご紹介、ありがとうございます!蛇の穴が特に気になります。カッコーの巣の上でも未見なので、いつかはと思ってます。ジャック・ニコルソンってご存命でしたっけ?
続きも楽しみにしてます!イケメン、男前主演作はあるかしらん?(^^♪
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春眠 (すねこすり)
2023-03-20 23:28:29
たけ子さん、こんばんは☆
別に大したこと書いてないのだから、テキトーに書いてアップしたって誰にも迷惑かけないんですが、どうも、そう割り切ることもできず、、、。
たけ子さんみたいに面白い感想文が書きたい(^^♪
蛇の穴、悪くないですが、メンタルが大丈夫なときに見るのをオススメします。
ジャック・ニコルソン、生きてるんじゃないですかね?
時々、アンソニー・ホプキンスと混同しそうになるんですよ。これこそ、まさに歳のせいですね、、、(^^;
イケメン映画、、、というか、たけ子さん推しの人が出ている映画もあります♪
ジャック・ニコルソンもアンソニー・ホプキンスも、若い頃、実はまあまあイケメンだったんですよね、、、。
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