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羽犬塚駅上空の新幹線

(羽犬塚駅上空の新幹線の高架)

今夜は西鉄イン博多ホテルで書き込んでいる。九州では最高気温が20℃を越え、とにかく暖かい。昨日今日と黄砂が空を覆い、昨日空港に着いたときは、まるで中国にでも降り立ったようだと思った。ホテルには大浴場があって、広い湯船に入る客も少なく実に気分が良い。温泉ではないが、昨日入りそびれた温泉に一日遅れで入った気分であった。

夕方、羽犬塚駅から電車で博多駅に出た。羽犬塚駅の上空には九州新幹線の高架が粗方出来上がっている。博多八代間が繋がって鹿児島ルートが全線開通するのは2年後だという。羽犬塚の古い駅は新幹線高架工事のために潰されて、現在は仮設の駅舎だから、高架下に新駅が出来るのだろうか。高架の下に駅を作るなど、工事はやりにくいだろうから、線路を跨ぐような駅になるのかもしれない。駅が出来ても新幹線は羽犬塚駅にはとまらない。騒音を立てて上空を通過するだけである。


(新幹線の童画)

駅裏に大看板が3枚、ホームに向けられて立ち、近くの学童が羽犬塚をイメージした絵が拡大されて展示されている。そのうち羽犬塚小学校4年の田中渚さんの絵は新幹線つばめレインボウと名づけられた、虹色に塗り分けられた新幹線車両が描かれていた。自然いっぱいの上空を走る新幹線で、駅は描かれていない。どうして羽犬塚に駅が出来ないのだろうという、子供なりの素朴な疑問がそんな絵を描かしたと勘繰りたくなる。

話は変わるが、今回の旅で同行してきた同年輩のI氏は大変気が短い。もともと気の短い方であったが、年々短さが増してくるように思う。人は老い先が短くなるに連れて気が短くなるというが、若い人には嫌われるだろう。長年上司であったKさんも気の短い人ではなかったけれども、年を取って年々気が短くなって、自覚されながら直ることは無かった。I氏も指摘すると、自覚しているようだが、直す気は無さそうである。老い先は短いかもしれないけれども、現役時代とは違って時間はたっぷりある。もっとのんびりした気持ちになった方が生き易。どうしてそうなっていくのか、きっと生理的な問題が影響していると思うのだが、誰か研究課題にしている人はいないのだろうか。

富士山静岡空港が開港し、九州新幹線が全線開通するなど、九州への移動手段は放って置いても時間が短くなっていく。「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」と言いたい。
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