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最も永い友人、K氏からのメール

(三保海岸の富士山)

自分の中で最も歴史の永い友人、K氏からメールが届いた。年賀状のお礼の文面であった。K氏と友人になったのは何時頃からだったろうか。家が近くで、でも意識したのは小学校高学年ぐらいだろうか。以来、高校卒業まで常に身近にいたような気がする。

中学のクラブ活動では共にバレー部へ所属し、彼はエースで、自分はセッターだった。もっとも弱いクラブであまり勝った記憶がないが。高校3年間もほとんど近くにいて行動を共にしていた。ともに理科系の進学クラスに入ったけれど、自分は最終的に文系に進み、その後生活基盤も遠く離れてしまった。あれから40年経った、と一言で言えてしまうのがこわい。

彼は自分とは正反対の理系の大学を卒業後。日本を代表するような企業に入り、研究生活を続けていた。しかし、企業内の勢力争いに巻き込まれ、55歳でいち早く引退してしまった。以後、5年間は本人に言わせると「休眠生活」を続けていて、年賀状も片道が続いていた。メールの文面では「今年から反転して前向きのスローガンを決める心境になってきました」という。還暦というのは生まれ変わりの年だからこれを期に新しい人生に踏み出そうというのは納得できる判断である。

K氏の現在の「研究テーマ」は「ゆらぎの鳥瞰」だという。と聞いても自分には何のことか理解できないが、行き詰った物理学がその突破口として研究している課題らしい。条件が一定なら答えが一つであるべき物理学で、答えが幾つも出来て、ゆらぐということなのか。彼はそれを「行き詰まった自然科学が、社会科学に逃げ道を見出そうとしている姿」と評している。社会科学では答えは一つではないのが普通であるからそんな意味なのか。彼からもっと詳しく聞けて、理解が出来たら書込みしようと思う。

昨年の暮れのブログに、一年の総括として「友人来信」が件数が少なかったと書き、「新しい年にはこれを何とか増やしたい」と抱負を述べたが、さっそくそのテーマで書込みが出来た。
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