平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
再びの巨木巡礼 82 郷島浅間神社の大クス
静岡市葵区郷島の浅間神社
クスは右奥に小山の斜面に根を下ろす。
11月27日、四ヶ所目の巨木は、「郷島浅間神社の大クス」である。俵峰から安倍街道に出て南下し、郷島で街道から左へ分れ旧道に入る。「工事中全面通行止」の標識を気にしながら進むと、郷島浅間神社は工事個所のすぐ手前で、細い道を入り、何とか鳥居をくぐった。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/06/09453c863fb6b3fd57a9c98730a99624.jpg)
平成9年5月10日「巨木巡礼」時の「郷島のクス」
「巨木巡礼」の時は次のように記している。
静岡から安部川の左岸を遡り、牛妻を通過し郷島に至る。旧道を少し入ると、郷島の浅間神社がある。
根元近くで2つの分かれた幹それぞれが、巨木の要件を十二分に満たしている、存在感たっぷりのクスであった。通路側に伸びた直径1mほどの枝が最近切られたようで、腐食止めの塗料がまだ新しかった。また前面で勇姿のじゃまになっていた、太い針葉樹が根元から切られて、見学者には有り難いような、残念なような気分であった。
「巨木巡礼」の時安部川を遡る順路を記している。
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郷島のクス(静岡県の巨木153/№107)
雑木やひこばえなどが幹を隠して、「巨木巡礼」時の印象は無かった。それどころか、太い幹がほとんど見えない。見学者には残念な状態であった。
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急な山道を少し登ると、クスの裏側へ出て、二又に分かれた太さが分かる
「静岡県の巨木」のデータでは幹周囲13メートル、樹高40メートルの静岡市で最も太い樹木であった。にもかかわらず、無指定となっていて、どうなっているのだろうと思ったが、今は静岡市指定の天然記念物になっている。指定が、平成7年1月23日で、「巨木巡礼」の平成9年5月には、すでに指定されていたことになる。
その後、平成12年に設置された案内板では、幹周囲13メートル、樹高43メートル枝張40メートル、樹齢は約1000年となっている。
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