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太田弘子氏経済講演会(後)

(外で元気なシクラメン その2)

もう30日の午前3時半になっている。サッカーアジアカップの決勝を今まで見ていた。オーストラリアに何度も突破され、キーパー川島のしばしばのファインセーブで、何とか延長戦まで持ち込んだ。最後に、ザッケローニ監督の打った手、藤本に変えて岩政を入れ、タフな長友を攻撃的な位置へ出し、前田に変えて李忠成を入れた。その交代がズバリ当って、長友がサイドをえぐってのセンターリングに、交代して間がない李忠成のオーストラリアのマークがぽっかりと空き、李忠成はゴール前でボレーシュートでゴールネットを揺らした。1対0でザックジャパンはアジアカップ4度目の優勝を勝ち取った。アジアのレベルは確実に上がっていて、今回のアジアカップほど厳しい戦いはなかった。その中で劣勢にも負けずに勝ち上がってきたザックジャパンは、本当に強くなったと思った。

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(昨日の「太田弘子氏経済講演会」の続き)
もう一つは、全産業の7割を占めるサービス業の生産性の向上である。日本のサービス業は大変きめ細やかな良質のサービスとして、世界に冠たるものがあるが、何にしても生産性が低すぎる。それぞれの規模が小さくて多すぎる。新しいビジネスモデル、規模拡大、IT化、規制改革などが必要である。廃れていく町の再設計のためには、土地の所有と利用の分離を行い、生活視点に立った、利用者のニーズに合った街づくりが必要である。幾つかの街の商店街にその良い例を見ることが出来る。

経済、財政政策に求められるのは、日本は成長することをめざすという力強いメッセージを示すことである。その中でまず、成長を阻んできた制度改革を断行することが必要である。規制改革、税制改革、農業改革が重点課題になり、いずれもグローバル化への取組みが重要になる。次に、社会保障制度の設計と改革の筋道をつける。中では高齢化を乗り切る持続可能な社会保障制度を築き、サービス供給体制の改革により、その分野を成長分野にしていく。その上で、具体的な財政計画を策定し、聖域なき歳出削減と増税幅を提示することが求められる。いずれにしても、そんなに時間はない。この2年間が大変大切になる。

日本経済の活路はもっとも成長に勢いがある、アジアとの密接な連携を作ることが必要で、そのために、開かれた経済システムをつくることである。民主党政権が発表したTPPへの参加については大変評価しており、展開を注目している。
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コメント
 
 
 
成長を阻んできた? (通りすがり)
2011-02-06 17:41:07
>経済、財政政策に求められるのは、日本は成長することをめざすという力強いメッセージを示すことである。その中でまず、成長を阻んできた制度改革を断行することが必要である

何が、どのように?
 
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