平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
「慶應四年日録/徳元」を読む 50
季節外れの庭のコブシの花
この暑さと台風を潜り抜けて
何をとち狂ったか、コブシの花が狂い咲き
それも一、二輪ではなく、蕾を合わせて二十輪以上
「慶應四年日録/徳元」の解読を続ける。
廿日 曇り、雨
太政官日誌、書き写し致す。
太政官日誌、書き写し致す。
廿一日 晴れ
土蔵見廻り。弥作殿弟一同着の由に付、廟参(びょうさん)として、在所
※ 廟参(びょうさん)➜ 墓参り。
土太夫町へ相返す。もっとも、太政官日誌返却。中外の義は、今少々の
間、借用致したき旨、申し遣わし候。洞一条に付、弥七郎殿へ出ず。夕飯の
馳走に相成り候。
土蔵見廻り。弥作殿弟一同着の由に付、廟参(びょうさん)として、在所
※ 廟参(びょうさん)➜ 墓参り。
土太夫町へ相返す。もっとも、太政官日誌返却。中外の義は、今少々の
間、借用致したき旨、申し遣わし候。洞一条に付、弥七郎殿へ出ず。夕飯の
馳走に相成り候。
廿二日 晴れ
先達て、洞村片付(かたづけ)一条、出張の節、清地村平右衛門殿方借用へ、
先達て、洞村片付(かたづけ)一条、出張の節、清地村平右衛門殿方借用へ、
差し向け候分、七拾四両、拙者預り候処、弟五兵衛殿参り、岩渕、今日、
右方へ出張り致し候積りにて、参り候間、渡しくれ候様申し参り候間、
相渡し遣わし候。
昨日、洞一条、弥七郎殿にて、それこれ心配致しくれ、伝左衛門殿へ談じ、
昨日、洞一条、弥七郎殿にて、それこれ心配致しくれ、伝左衛門殿へ談じ、
三通の義、委(くわ)しく書き取り、横砂権左衛門殿へ申し遣わす。
(つづく)
(つづく)
読書:「親子剣躍る 新剣客同心親子舟 2」 鳥羽亮 著
読書:「丑の刻参り 三人佐平次捕物帳」 小杉健治 著
読書:「再会 交代寄合伊那衆異聞 18」 佐伯泰英 著
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