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放射能報道へ望みたいこと

(庭のサルスベリの木)

この夏は梅雨明けが早すぎたためか、梅雨がまた戻ってきたような天気が続く。猛暑になっているはずが、今日あたりも涼しくてまことに過ごしやすい。太平洋高気圧がなかなか強力にならず、北の高気圧と北陸、関東あたりでせめぎあって大雨を降らしている。昨日、一昨日の新潟、福島の大雨は河川を危うい状況にさせていた。

その余波で、昨日も激しい雷雨があり、今日も雲が多くて時々雨が降り、不安定な天気で気温も上がらない。もっとも例年なら梅雨が明けたかどうかで、暑さの本番はこれからだから、まだ冷夏と決まったわけでもない。しかし、台風9号が狙いを定めて動き出しているというから、しばらくは猛暑ということにはならないのだろう。おかげで電力不足も深刻なことにはなっていないことは、ご同慶の至りである。

先週の日曜日の田宮俊作氏の講演の中で、日本の放射能について、訪日回数の多い外国人が東京に来るに当たり、気になったので放射能測定器(ガイガーカウンター)を購入しホテルに宿泊した。滞在中何度か反応して放射能があることを確認し、やはり放射能は都内でも観測されるのだと思った。東京からパリに飛び、パリのホテルで放射能測定器のスイッチを入れてみたら、反応しっぱなしで、何のことはない、パリの方が東京より余程放射能の値が高かったという話を聞いた。

今日の夜のニュース番組では、番組スタッフがローマに放射能測定器を持ち込んで計測した様子を映していた。ここも東京より何倍も高い数値が出ており、住人に感想を聞くと、それが事実なら、我々はローマへ何十年と住んでいて何とも無いから、東京の皆さんも安心してよいと話していた。また南米には自然の放射能で、日本の浜辺より何十倍も高い放射能を観測する海岸があり、その浜辺でたくさん海水浴をしている様子を映していた。逆にその放射線がリュウマチに効くといわれて来ているというお年寄りもいた。

我々が子供のとき、世界各地で原水爆実験がされて、放射能が日本に日常的に降っていた。雨に中ると頭がはげるといわれ、雨に中らないように用心した。あの当時、日本全体で現在よりも何倍も高い数値を記録していたはずである。

放射能報道は肉牛の放射能汚染以外はほとんど報道されなくなったが、半減期30年のセシウム137などが無くなったわけではない。放射能報道について、ある基準値を超えているのかいないのかという点では報道される。しかし、基準値を決めた学者が基準値には何も根拠がないし、人体への影響も測ったデーターがないと言い放っているのだから、もっと別の比較、例えはその地の過去何十年の数値比較や、海外主要都市との数値比較といったデーターを望みたい。特に、原水爆の放射能がどのように減ってきたのかという点は、未来の予測する上で是非知りたいと思う。
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