たまおのページ

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いつものとこやさんがついち

2010年03月11日 | Weblog
 3月 11日

 床屋に行ってきました。その1

 いつもの床屋のおねぇさん。チョイと興奮でした。

 いつものようにお昼前に行ったんですが、店のソファに
おねぇさんとおじさんが座っていたんですよ。
 このおじさんはお客ではなく、世間話と犬の世話の
ために毎日やってくるリタイヤしているおじさん。

 「たまおちゃん待ってたわよ。すぐにやるからね。」と
おねぇさん。 
 んで理容椅子に座ったところですぐに髪を切ります。

 そいで本題。
 監督官庁主催の理容業界の集まりがあって、出席して
きたそうです。
 そのときに、若い役人が「ある理容店には、耳掃除の
道具がおいてありましたが、耳垢取りや耳の産毛を剃る
のはいかがなものか。」と主催者としての発言をした
そうです。

 おねぇさん、カチン! ときて挙手して発言。
「それがどうした、煮沸やアルコールなどで消毒して
いるし、そういうサービスも理容の技や腕のみせどころ
なんだよ。免許を持っているだけの1,000円床屋と
いっしょにしてもらっては困る。」と発言したことを
ツバを飛ばしながら、そいでおまけ右手に持っている
先端が鋭く尖ったハサミをアタイの目の前で振りまわし
話してくれましたよ。

 ”そういえば、以前は耳掃除とマッサージが床屋では
セットになっていたよなぁ。この店でもやってもらった
ことがあったもの。”でした。(おねぇさんは、ここ何年も
前から止めています)

 そうだよねぇ。おねぇさんぐらいの年季と技があれば
1000円床屋のように 髪を短くすればいい という
店と比較してもらいたくはないんでしょうねぇ。

 それに、こちらはいくら腕が良いとはいっても、通常の
散髪代が4000円(4倍)ですからねぇ。
 不景気が続いていますから、お客は安い店に流れていき
ますよね。このごろおねぇさんも暇そうですものね。

 床屋はコミュニケーションだ! ということで、「大人
だろうが、子どもだろうが、理髪だけではなくって、
その店独自の雰囲気や会話も値段に入っているんだ。
バリカンで刈り上げるだけの店とは違う。話をしながら
ハサミを使うということだって、最低10年はかかるん
だからね。素人は手が止まるよ。10分ほどで終わる
バーバーじゃ、会話もなにもあったもんじゃない。」
とふんとに口角泡を飛ばす。
でしたねぇ。

 「最近は人と話すのがウザイなんていっているバカが
いるけれど、それじゃ世の中生きていくのに苦労するよ。
好きな人とか嫌いなタイプとかいるだろうけれど、とに
かく話をしてみなけりゃ分かんないことのほうが多いん
だからね。」

 「私なんか、こういう商売だから、普通なら人が着て
いるファッションや化粧の仕方が気になるんだろうけど、
、歩いている人の髪型をみちゃうのよね。ほら、オリン
ピックの国母、私は『腰パンよりあの髪には手間もお金も
かかっている
んだろうなぁ。』だったわよ。あの子もかわいそうなんだ
よね。誰も教えてくれる人がいなかったんだよ。会話が
ないんだね。」

 いつもながらに正論が聞けてよござんした。

 明日につづく
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