ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

アポロ計画??

2019年02月21日 07時38分00秒 | GBA(ジビエ)
どうも。

このところ、豚コレラの発生で畜産業の方たちは大変なご苦労をなさられています。僕も獣害対策と狩猟を目的にイノシシを獲ろうと取り組んでいます。イノシシが豚コレラの拡大の要因と言われてもいます。隣県での豚コレラの発生、イノシシによるさらなる拡散で静岡県のイノシシも豚も感染する可能性があります。
本当にイノシシはいろいろな問題とされますが、イノシシも好きで人里に出てきたり、病気のウィルスを運んだりしているわけではないんですよね。しかしながら豚コレラ問題において、本当に野性のイノシシは厄介です。
イノシシは今シビアなワードかと思います。イノシシなんかいなくなっちまえ!と思う方もいるかと思います。そんな方たちの気持ちもわかりますが、イノシシの前向きなところを見せたいと思います。



人類は月面に着陸して、しばらく時間が経ってますね。アポロ計画ってどうなったんだ??チョコレートにありますが、なかなかオッサンが手にできるシロモノではございませんね。
アポロ計画、実は・・・静岡の田舎で継続中でした(^^)なんちゃって(^_^;)


↑これで宇宙から帰って来られる??な訳はありません(笑)。
山に落ちてた、お米を貯蔵する入れ物。切ったり張ったりした自作燻製器なんです。


↑中を見ると、適当にボルトが通しておりまして、3段になってます。


↑最新式?の温度計も搭載?


↑熱源には七輪などもありますが、電熱器を利用。これは牧之原コンチェルトにてホウロクで茶葉を炒るのにも使いました。小さくてかわいらしい。(しかしながら、燻製器が巨大なのと、温度制御の関係から今回限りでサブになる?MAX60度まで確認。もう少し燻製温度を上げたい。)
電熱器を高温下に置くので、様子を見ながら使っています。


↑ダイヤルで温度調整できます。


↑電熱線むき出しタイプではなくシーズヒータタイプ。

《イノシシジャーキー&ベーコンの仕込み》

ジャーキはモモなど脂肪の少ない部分や癖の強い肉、夏場の脂のりの良くない有害駆除(新人の僕は有害駆除の許可が降りるかは不明。許可があると牧之原市では一年中イノシシを獲れるようです。)のイノシシなどが向くのではと考えています。

ベーコンは、バラなどを使うのが良さそうです。

燻すことで脂肪の変質を防いで貯蔵性を増したり、嗜好性を増したりします。


↑薄く切ったイノシシ肉をブラックペッパーや岩塩、鷹の爪などに数日漬けて。日光のもとで干します。今回は輪切りをつかいましたが鷹の爪はこなした方がよいですかね(^^)


↑ベーコンは予め一定の温度で下茹でしています。こんな感じで、燻していきます。

※イノシシ肉は生だとE型肝炎ウイルスなど心配です。肉の芯部温度 75度で1分を基準にそれに沿った温度と時間で調理する必要があります。65度であれば何分とか、温度によって必要な処理時間も変わっていくようです。燻製温度を上げても、肉の芯部温度はなかなか上がらないので注意が必要ですね。


↑使用するチップ。燻製初心者なのでよくわかりませんが、サクラがポピュラーですよね。今回はクルミをメインにしてみました。


↑あっさりですが、完成にします。


↑ジャーキもいい感じ。だけど熱源の熱が強烈に通るところとそうでないところでムラがあるので、強烈に通るところは火が入りすぎる(^_^;)次回は熱源の上に熱ムラをやわらげるために金属板を吊るしてやろう。
まぁまぁよくできました(^^)
細かく切って完成にします。


ベーコンに関しては頂きました豚の高級ベーコンと比べてみました。


↑豚さんの高級ベーコンVS素人イノシシベーコン


↑奥が豚の高級ベーコン、手前がイノシシのベーコン。
やはり、豚のベーコンは部位もあるけど柔らかい。豚は出荷されるまでに生まれて1年かからない、イノシシは100キロになるのに4年以上かかる(メスなら余計に)。
豚は、品種改良のタマモノ、畜産家の努力があり出来上がり、ベーコン職人の仕事があるわけで・・・美味しいに決まってます。
それに比べ、イノシシは脂の甘み、自然の恩恵を受けた野趣溢れる美味しさがあると思います。イノカツ同様切り方で違うかなと思います。肉の繊維に対してどう切るかや、ワイルドじゃないけど薄めに切るとか。工夫すれば食べやすいかも。歯があるうちは、大きめでも良いですし。今度、なんちゃってカルボナーラとかナポリタンにしてみようかな(^^)

先日は、2日連続で2ヶ所でくくりワナがカラ弾きしてしていました。イノシシが一応踏んだんですが、傾斜の獣道に仕掛けたんですが、脚の体重移動が読めないと難しいですね。
イノシシも掛かって暴れたわけではないですが、うっすら勘づいているとは思いますが、また仕掛けてみました。
本当、知恵と根比べですね。


このところの暖かさで庭の紅梅が甘い香りを漂わせていました。
雨で散り始めましたが、今までで一番きれいに見えました。毎年、寒々しいなかで咲いていますから。暖かい分、香りも拡がりやすかったり。





ただ、春は穏やかに、お茶はまともに採らせてもらいたい(*_*)