ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

炭づくりをしました。

2017年12月26日 06時46分43秒 | 野良(畑)しごと
こんにちは!
なるべく近くにあるもので利用できるものは利用して、継続可能な農業を目指していますkeemonです。
今回は、梅の木の剪定クズをモキ製作所の無煙炭化器を用いて、炭にしていきます。
このブログ読者ならご存じのJAFの御厄介になりながら運んだ梅の木の剪定クズです。2本の梅の木を強剪定しただけでかなりの量あります。
従来、農家さんは剪定クズとかは自分の山にうっちゃってきたり、最近では焼却施設に持ち込んだりします。

いかにして健康な土が出来るか?そう考えた時、参考にしたのが日本の焼き畑農業です。教科書で昔読んだアフリカなどで砂漠化を助長する使い捨て焼き畑農地ではなく、日本の山間地で伝統的に行われている焼き畑。
確か、焼き畑をして1年目は蕎麦、2年目はカブなどと数年だけ作り、また木々生い茂る森へと20年以上かけて戻すようです。そしてまた焼くという、無理のないサイクルをつないで行くというものです。

焼き畑をすると。雑草の種が焼ける。病害虫が死滅する。草木の炭や灰が養分となる。などが考えられると思います。
やっぱり炭とか灰は良いのかなと思います。

そんなことから、なるべく剪定クズなどを炭や灰にして茶畑にと肥料に混ぜて撒いてみようと思い、少しずつやっています。


↑旺盛に燃えます。無煙炭化器(なんのことはないステンレスの輪っか)がなければ穴を掘って焼かないといけないので大変です。



↑燃えては、足しての繰り返しで炭がたまります。水をしっかりかけて消火します。今回は無煙炭化器2杯分。


↑炭は腐らないらしい。燃料にはむかない炭ですが、土壌改良の用途などには良いと思います。微生物の住みかになったり。通気性のある土にしたり。砕土機で砕いて、堆積してあるボカシ肥料に混ぜます。


やれることは微々たることですし。効果が約束されているわけではありませんが、続けていこうと思います。