ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

発酵茶マイスター塾 第3回

2014年09月02日 06時21分10秒 | 紅茶作り
どうも、こんにちは。暑さが和らいできております。もう9月ですね。
あれだけうるさかったセミも鳴き声が聞けなくなって・・・なんだか寂しいです。

先日、県の発酵茶マイスター塾の第3回の講座を受講してきました。
午前は紅茶コースとウーロンコース分かれて、講師の先生に“仕上げ”について教えていただきました。
午後は、三井農林(株)の方を講師に、紅茶の味、香り、水色をキャラクターホイールで分類するという提案をレクチャーを受けました。そして、その後、受講生のお茶を互評会や講師の持ち込んだ品種の紅茶を飲んでみました。


↑午前は、丸子紅茶の村松二六さんによる仕上げを教えていただきました。紅茶は、篩い分けと切断で仕上げていきます。


↑切断には、ふるい網と、二六さんの手製の木枠にオモリを付けたものを使いました。紅茶づくりには工夫が大事ですね。ふるい網の目の大きさを変え、お茶の形状を細かく揃えていきます。


↑各ふるい網で取りだしたサンプルを比べてみます。最初の茶葉に比べると、適正な大きさにしてあげるとパッケージにおさまりやすく、ティースプンですくいやすく、扱いやすくなりますね。
紅茶は淹れるときティーポット内で茶葉が対流する“ジャンピング”させたいので、そういう点でも大きさがポイントになるんですな。大きすぎると、ジャンピングがしづらいですし。細かくすると、高級感がなくなってしまう。ということを学びました。僕の紅茶の場合、もう少し細かくしたほうがいいかなと思いました。


↑午後は、過去の受講生も参加して。
三井農林の講師の方による講演。コミュニケーションツール、キャラクターホイールを使って、複数の人で紅茶の味・香り・水色について感じ方を共有しよう。という、お話です。


↑よく紅茶を飲んだりすると・・・マスカットの香りとか、バラの香りとか言いますが・・・正直、マスカットってこういう香りだっけ?バラってどんな香りだっけ?と思うことがあります。香り見本を嗅ぎながら、香りを確かめました。むずかしいですね。


↑受講生の茶葉や講師の持ち込んだお茶の茶葉をみたり、飲んでみたりと。


発酵茶マイスター塾を受けて学ぶことは多いですね。キャラクターホイールがあれば見ながら他の人と、『このお茶、○○の香り?』と話が出来ますし、伝わりやすくなりますね。
仕上げを学んで・・・僕の紅茶は数年前より形状を少し大きめを意識していましたが、もう少し細かくしたほうがジャンピングしやすくなるかもと思いましたので、考えてみたいと思います。
次回は、九月下旬に、丸子紅茶の二六氏の工場での製造研修の予定です。楽しみです!