わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

喝食 その2

2013年02月19日 | 能面

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さて、前は「喝喰」と書いたが実は「喝食」が正しいようだ。従って今後はそう書くことにする。また、この面の年齢は「お寺に奉公する少年」という位置づけであり、せいぜい今で言う小学生から中学生あたりの年齢らしい。

で、作業の過程であるが、14日から始まっている。上の写真はその時のもの。下は15日までの作業だ。この段階では女面だか男面だかまだよく分からない。

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下の写真は今日19日のもの。写真の2枚目から3枚目までは日数が経っているが、この間は裏彫りをいくらか進めていたので表面の変化が少ないから省いている。さて、だいぶ姿、形が見えてきており、しかも面相を書き込んでいるから、どんな面なのか判別できるかも知れない。特に額に銀杏型の髪型を書いているので明らかに「喝食」しかも「大喝食」になる。この銀杏型が小さいものが喝食で、大きなものが「大喝食」という分類になるようだ。

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まだ材料を手に入れてから一週間ほどだが、順調に少し作業が進んだところを紹介した。