わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

時計を作る?

2011年10月01日 | 日記・エッセイ・コラム

ものを作る事に興味があるのは、これまでのブログでも分かると思います。今回は急に時計を作ろうかな・・と考えて、第一歩を歩んだのですが・・・。

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これがそれです。これは本の形式になっており、毎週本屋さんで発売されています。すでに見た事がある人もいると思いますが、毎週、必要なパーツがこの本に入っており、それを組み立てることで時計が完成するという仕組みです。

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これは第3号の中身です。本の表紙に載っている「和時計」の上の部分の一部ですが、こんな状態で毎週発売されます。それを買って組み立てる過程を楽しみながら、完成させるという具合ですが、毎号に入っているパーツが少ないのが特徴ですね。

毎週火曜日の発売になっており、私も第3号まで買っています。今は第4号が書店に並んでいます。値段は1980円だったかな?本と言うより時計の部品の値段と言った方が良いほどで、素材が真鍮と言うこともあり、それなりの価格です。で、第4号はまだ手に入れていません。

実は、この「和時計」シリーズは第60号まであります。第60号で完成すると書いています。江戸時代に大名や豪商が愛用したというこの和時計が、現代に自分の手元で組み立てながら完成を楽しめるという企画に夢を感じつつ、第3号まで買ったものの、さて、ふっと思いました。これが完成するまで、毎週約2000円の買い物をすれば、毎月8000円、60号で12万円です。1年3ヶ月ほどの期間も必要ですし、途中で買いそびれたら完成しません。

正気に戻ってみたら・・・

1 実用的でもない「和時計」に12万円を掛ける意義があるのか。

2 仮に完成まで行ったとしても、単にアクセサリーになってしまう。

3 自己満足だけに支払うには、この金額は高いよね。

4 12万円もあれば、もっと必要なものが買える。

という考えが沸いてきました。で、第4号を買うのを躊躇しています。ただ、こんな売り方ではなく、全パーツをすべて付けて「キット」という形にし、価格も5万円ほどであれば趣味の範囲で買う人も出てくると思います。あるいは、実際に動くように作られた復刻版だし、そのための手間ひまや真鍮素材という事を考慮して、もう少し価格が高くなったとしても、アイデアが面白い事や機械ものに興味を持つ老人や退職した暇人もいると思いますから、そこそこ売れるのではと思ったりもしています。

毎週のパーツを組むにしても、完成までの期間が長すぎること、価格がちょっと高いことなどを考えた場合、途中で断念する人も多く出るでしょうね。私も第3号まで買って、まだ開封もせずそのままになっています。これを書き込んでいることを考えれば、第4号は買わずに、そのままになるでしょう。

結局、和時計を組み立てるということ自体には今も興味がありますけど、それに見合う出費や期間だと言うことに自分を納得させることができなくなって、中止することにしました。ちょっと残念なところもありますが、けちな自分の性格からすれば、やむを得ないのかな・・・なんて思っています。