わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

敦盛・童子 その3

2020年10月06日 | 能面

予定通り、彩色が終わった。さすがに4個同時の彩色には時間がかかったものの、それなりの色で出来上がったところ。まずは一段落だ。

作業は9月28日から始めており、裏の色を塗った後、一晩乾燥させて、表面の下塗りを終えたところが下の写真だ。これは9月29日。下塗りなので白色だ。ただ、最近は下塗り段階から最終的な表面の色を使っていたが、今回は4個を同時に塗っているから、めんどうなので下塗りは胡粉の色(白色)のまま。これは手抜きかな。

下は9月30日。お面によって色が違うので、その色を作ることから始まり、それなりに手間がかかる。今回は増髪と十六(敦盛)は同じ色にしたので、3色になる。

上塗りは最低2度塗りをしなければならない。結局、下塗りを加えて3回塗ることになるが、本当はもっと多くの回数を塗った方が良いらしい。ただ、そうすると二重まぶた部分など、細かい部分が塗料で埋まってしまうこともあり、それを避けるために経験値として3度塗りにしている。

品評会(金沢市で毎年行われている。友人は入賞している)に出品する事もないし、自宅で鑑賞する程度なら、このぐらいで納得しているから、自己満足の範疇かな。

下は10月4日の写真だ。ほぼ完成しているが、この後は陰影をつけるために「ぼかし」の作業をすることになる。

下は完成品。童子だが、5日の写真だ。

これは敦盛(十六)だ。

ついでに「鼻瘤悪尉(はなこぶあくじょう)」についての過程を。

下の写真は素彫りが終わったところ。8月23日だ。

それを彩色した結果が下の写真。日付は同じ10月5日である。

ということで、途中経過は省略したのもも、一応はこの2ヶ月間で彫ったお面を完成させたので、「うん、頑張っているな」という評価を自分に与えている。ま、これも自己満足だからOKなのど。

さて、次の課題は何にしようかな。

ん?・・・鬼かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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