「般若」だ。手に入れた材料の寸法から決めた課題だが、このお面もずいぶんと彫っている。タイトルが8個目だから、それなりの数を完成させているが、7個目を彫ったのは今年の6月だから、ちょっと前の話。
これに決めた理由は前回も書いた。単に能面仲間が彫っている最中だったからと、材料が般若に適していたからという、単純な理由。もっとも、「般若」は「小面」と並んで能面の代表作でもあり、誰もが知っているお面であるから・・という、言い訳も成り立つところか。
で、今回の見本は下の写真。ネットから見つけたものだが、これを見本にして彫ったお面は数個になる。これは真正面から撮られており、いろいろとサイズを参考にしたときに具合が良いところ。で、今回もそれに習って参考にする事にしよう。
下は作業開始だ。10月10日で、丸鋸を使いつつ大胆にカットを行っているの図。
下は11日だが、顔の輪郭を削って表面の細工をしたところ。この形で般若と判別出来たなら、これは本物の能面師かな。
下は12日だが、もう表面の形が見えてきている。ここまで来れば般若と判別が出来るから、その段階なら、まあ能面彫りの上級者の部類だろう。
という具合に、台風の脅威も気にしない「不届き者」は、裏彫りを行うなどの作業を続けている今日この頃なのだ。まだ作業開始から3日目だよ!!
こんな事をやっていれば、台風の被害者に申し訳ないし、バチが当たるかも知れないから、大いに気をつけなければ・・・
ではまた。
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