およそ一週間ほど作業を休憩をしていた。これは材料の入手と次の課題を考えていたので、その間は他のことで時間をつぶしていたところかな。
で、課題を探すためにネットを検索していたところ、これまでにない「お面」を発見した。それが下の写真だ。これは、多くの能面とは違っており、これまで見たことのない形だったものの、見た目は「能面の一種かな」と思って「よし、次の課題はこれにしよう」と決めたところ。
名称は「帯喰(おびくい)」だ。ただ、これについてもネット検索して判明したが、実はこれは能面ではないらしい。これは「舞楽・太平楽」で使われている衣装の「帯」の結び目を隠すための飾りの一種らしく、ちょうど腹の部分にあてがわれるものらしい。ただ、この大きさが、実は能面の大きさと同じ程度(縦22cm、横16cm、厚さ10cmほど)なので、お面の材料でも作成可能だ。また、いかにも能面に見えるから、彫るにあたり違和感はないのでは。
で、上の写真を参考に型紙を作ったので、それを材料にあてがって見たのが下の写真。作業開始は15日だ。この段階では材料の周囲を切り取っている。
下は同じ15日だが、周囲をきれいにした程度であり、一日の作業量だろう。
さて、下は翌16日だが、表面を少し削って顔の表情を書き込んだ様子だ。こうしてみれば、お面の作成手順とほぼ同じ。これならうまくいきそうなので、参考写真を良く見ながら作業を続けて行くことにしたい。
と言う具合に、またお面作業を含めた日常日課の作業が始まったというあたりである。
参考に、次の写真をみてみよう。ちょうど腹のあたりに大きめのお面(?)が見えるので、使い方としてはこの通りかな。
ではまた。