わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

雷3 その3

2020年02月04日 | 能面

さて、雷の作業も順調に進んでいる。ただ、さすがに当初からめんどくさいと言っていたとおり、連日、細かい作業が続いていることも確か。

上は1月24日の状態。口の中は牙、歯、舌などの細工も終わって、舌の奥側も裏側に貫通している。ただ、上の歯や牙はまだ完成していないものの、この辺の作業は比較的容易な作業だ。

最初の写真以降には、牙の部分や耳の一部の形作り、その後には、全体にやすりがけを行い、状態を確認しているところだ。これが1月27日だから、作業開始からおおむね3週間が経ったところ。それでも、この面倒なお面にしてみれば、作業は早いと言えるかな。もっとも過去の「雷」では、製作に約2ヶ月がかかっているなら、十分早いとも言えよう。

次は、眉毛や周囲の模様を彫るために、マーカーペンで形や位置を書き写したところ。これらの場所を見ても、かなりの面倒な作業があることがわ分かる。いずれも両側にあるから面倒だな・・・29日の写真だ。

上は2月2日だが、前の写真からは4日も経っている。それでも眉毛の一部や、もみ上げあたりの彫刻の一部しか出来上がっていない。それだけ面倒な作業なのだ。まして両側を同じように彫っているから、余計に時間がかかっているところかな。

うううーん。

上の2枚は4日の写真だ。こうしてみれば眉毛部分もきちんと彫られているし、もみあげやあごの部分の仕上げも出来上がっていることが分かる。この時点では、これらの作業もほぼ終わっており、全体的には、彫刻部分では9割方の完成度だろう。この後の作業では、一応の「彫る部分」は当たりを付けているので、まだ彫り込みが浅い部分も多く見えるから、もう少し深く彫って凹凸をはっきりさせる必要がある。

この時点では、おおむね作業には1ヶ月ほどかかっているが、細かい修正作業を進めていく過程で、もっと時間がかかる。また、真鍮の眼球も作る必要があるから、素彫り完成にはもう少し時間がかかるだろう。

 

ということで、まだまだ作業は続くのだ・・・