わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

恵比須2 その4

2016年06月01日 | 能面

いよいよ完成。もっとも、昨日のうちに彩色を終えて完成していたのだが、今日は裏側に文字を入れて終わる。この文字は、「能面の名称」「彫った自分の名前」「完成日」を書き込んでいる。こうしなければ、「このお面はいつ彫ったのかな?」と言う事になって、分からなくなると言う事を防ぐため。

これまで彫った多くのお面についても、同じように書き込んでいる。ただ、昔に彫った能面はきちんとした記録がない事もあり、およその時期を書き込んだ。それでも、ほぼ全部の能面は写真に撮っていたりしていたから、その記録を辿って出来上がった年月日を書き込んだ。これまで彫った能面もすでに100個ほどあるし、しかも古い能面などはおよそ15年ほども前に出来上がっているから、まあ、結構な作業でもある。

上は1個目の「恵比須」と今回彫った恵比須だ。左側は昨年6月に完成しているから、ほぼ一年前の作品である。こうしてみると、若干の違いはあるものの概ね似ている。前にも書いたが、同じ人物が彫った場合はその表情は似てくると言われており、こうしてみればその話も頷けるが・・・

最後に、同時に彩色をした「孫次郎」はどうなったか???

これだ。これの1個目は2年前、2014年6月に出来上がっており、こっちは2年間のブランクの後に2個目が出来上がっている。ただ、今回の2個目は5月1日には素彫りが終わっており、約一ヶ月の間は放置していたから、完成期間としては実際はちょっと短いのかな。

ということで、早々に能面教室の課題と、暇つぶしで彫った孫次郎が完成したことで、今後の時間をどうしようか、改めて考えなければならないという課題が残ってしまった。

まあいいっか。