わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

恵比須2 その1

2016年05月14日 | 能面

5月に入り、第1回目の「能面教室」が始まった。課題は「恵比須」だ。見本の写真は上の通り。

実は、私は個人的に恵比須はすでに作っている。そのため、タイトルは「恵比須2」とした。ただ、教室の皆さんは初めての製作になるから、私も同じものを作ることにしたという話。従って、今の段階では私だけが一歩先んじているという具合になる。

これは私が作ったもの。ちょうど去年の5月に作業を始めていたから、一年ぶりの恵比須2になる。ただし、見本と比べてみれば、まあ似ていると言えるが、よく見ると笑いが足りない。見本のカラーコピーはもっとにこやかに笑っており、実にえびす顔でもある。従って、今回は、このえびす顔に近づけるように、見本をよく見ながら、特に目元と口の具合に注意しながら製作をすることになろう。

前回使用した図面を材料に載せたところ。12日の進み具合だ。今回は始めの作業手順をちょっと変えて、材料の横の部分を斜めに丸鋸で切ってみた。このとき、丸鋸の角度を10度ひねった状態で切ったのだが、角度が深すぎて失敗した。あわてて15度に変更し作業を続けたことと、たまたま材料に余裕があったおかげで、何とか設計通りの材料に切り出したという話。良く確認もしないでいきなり切り出すとは、実に不注意なことだ。大反省!!

上は14日の姿。13日には、顔の輪郭を手持ちののこぎりで切り取る作業と、周辺を若干削る作業を行っていたので、そこから一歩進んだというあたり。一応は目の部分に当たりを付けて、ここを基準の目安にしながら、明日は口の付近を彫ってみようと思う。

この恵比須は、1個目が去年の6月中旬に完成しているから、今回の2個目も恐らく同じような時期に出来上がると思う。従って、素彫りが終わった時点で彩色をするつもりだが、これまた素彫りの孫次郎がそのまま放置してあるので、これと一緒に2個同時に彩色をする予定。