わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

恵比須2 その2

2016年05月20日 | 能面

15日までに出来上がった部分。前から見てもだいぶん進んだ状態だが、正面右側の目尻付近と頭部分に、何か別の物が見える。これは修正した部分だ。ここには節穴があって、それを埋めたところ。これは最初から分かっていた部分でもあり、承知で補修をした。まあ、これらは材料の関係でしょうがないところだ。

ほかの部分は概ねうまく出来上がっているつもり・・・だったが。

19日に撮った。これを見ると、正面左側の目尻付近に何やら補修をした跡が見える。これは「節穴」ではない。実は彫り過ぎたのだ。そこで、右側を基準に若干の埋め戻しをしたところ。こんなハズではなかったのだが・・・

この「彫り過ぎ」については、参考写真を見ながらどんどん彫っていった。当然、左右を見ながら彫っているから、通常は彫り過ぎや左右が不対称になる事はあまりない。ところが、今回についてはその部分で緊張感を欠いていた気配がある。

せっかく、過去に彫った立派な見本があるのに、それを見ず、写真を参考にどんどんと作業を進めているところでもあり、思い込みなども含めてグイグイと気合いを入れている。従って、バランスを取っているつもりでも、なぜか彫り過ぎが出てくる・・・という言い訳をしているが、本当は注意力が欠けているところ。

まあ、これは慣れ過ぎた証拠でもあるし、埋め戻しをしなくても技術的にもある程度の修正は出来るのだが、今回は取りあえずは埋め戻しを行って、その後にうまい具合に修正をするという手順を取る予定。

いずれにしても、作業開始から概ね1週間ちょっとだし、すでにかなりの進み具合でもあるから、早いものだ・・・なーんて。従って、来週の水曜日には教室があるから、もしかしてそのあたりにはすでに素彫りが終わっているかも知れない。2週間で素掘りが完成するなら、これはまた異常に早いと言われそうだな。