katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ピエロの壁画と蛸の椅子

2024-06-15 06:30:05 | モザイク作家
今日はまずピエロの壁画から。下絵の無いバックは、ザックリとした頭の中でフンワリ決まっているだけなんで、まずアトリエで文字選びから・・・まずはこの壁画で大事な事は・・・?

これはお客さんに取ってどんなものなんだろうか?そんな事を一言で、単語って何?って事になる。そんな事をかぐやと話していると、例えばこう言う時に、あれもこれも捨てがたい・・・なんて

言うと、決まらないのね。ん・・・そうね、自分が監督でキャプテン選びくらいの気持ちで、ザックリ切り捨てて決めないと、先には進めない。そこで日本人だから日本語って選択があるか?

こうやってザックリ切って行く。例えば日本語で好きって言うのと、英語でI love youって言うのでは、カッコ良いのはどっち?となったら、黙ってI love youになると思うのね。でも実際に言うと

なったら、日本語で好きの方が入ると思うのね。でも歌なら・・・みたいに、シチュエーションで大きく変わって来る。ほら単語も決まらないのに、あれこれまとまらなくなる。そこで・・・

ドラゴンボールの話に出て来る、7つの玉を集めると1つ神龍が願いを叶えてくれる。じゃ貴方は何を願う・・・これを浅はかに考えると、お金持ちになりたい・・・なんて私利私欲をむき出しに

すると、お金持ちにはしてくれるけれど、明日不治の病に侵されるかも・・・じゃ健康って頼むと、自分の健康だけを頼んでしまうと、身内に不幸が起きたりしたら・・・?要するに大きく頼み

を広げないと・・・って事になる。じゃ地球の平和なんて言える?そりゃマザーテレサや、アグネスにまかして置いて、現実的に考えたら、精々自分に関わった人達の幸せ・・・なんて程度が、

身の丈身の程の願いなんじゃ無いのかな?でもね、関わった・・・だから、当然去って行った人達って言うのも含まれちゃうのね。それを排除したいのなら、好きな人とか、何か言葉を選んで、

伝えないと、神龍は言われたままの願いを叶えてくれるだけなのね・・・確かに漫画の中で、そこまで掘り下げてはいないけれど、そうやって意味を汲み取り考えると、それを見た人が感じて

くれるかも知れないのね。でも大体で良いじゃん・・・そんなの判るでしょ?って言うのは、伝える気は全く無いし、熱意も誠意も感じないのね。相手に丸投げの行為だからね。

伝える気はほぼ無く、相手に汲み取らせるのだから。でも逆に伝えよう、伝えようとすると、し過ぎて文字が多くなれば、聖書のように本になっちゃうし、もっとラフなら小説、短編、作文、

短歌、俳句・・・宣伝文句のようなキャッチーなワード・・・みたいに、文字数が減って行く。そう考えると、このスペースの中に入る言葉なんて、キャッチーな・・・なんて一番少ない字数。

じゃ単語1つに決定となり、日本語よりも英語となる。けれど、けれどなのね。別に壁画で他人に伝える必要は無いじゃない?主義主張みたいにね。だからこんな時は分かる人だけ判れば良いのね

・・・だって伝える必要は無いもの。でも文字って人に何かを伝えるものなのね・・・そこにかぐやが英語でも伝わっちゃう・・・ってフランス語なんてどうですか?良いね、それ採用。

となると、もうフランス語が分からないと、何かお洒落な文字程度しか判らないのね。これで相当限定される。後は内容。こんな堂々巡りになった時、ドラマでは、振り出しに戻って捜査。

もう一度ブログの冒頭に戻ると、この壁画で大事な事は・・・?ここ。この壁画の絵はお客さんの大事なものや人・・・職業が床屋さんだったり、家族だったりってね。でも家族じゃ無い人も

入っているから、ファミリーって言うのもね。つまり決め打ち出来ないから、宝物・・・って単語にしたのね。そうすれば、このモザイク画も趣旨としては入れて貰える・・・大事なモザイク画

みたいにね。大事な・・・と言い切らない事が大事で、後はそれを見た人の判断になる。単語が決まれば、次はデザインなんだけれど、額縁みたいな線に合体させて、グネグネって上がって行く。

こんなザックリとした事は最初から決めていたんで、スイスイと書けて・・・良いじゃん。何か可愛いじゃん・・・となり、それを持って実家へ。モザイク開始。ってな事になり、暗くなる前に

退散って事になるんだけれど、ここ角地で3つ窓全開にすると、結構涼しくて、日差しだけ避ければ、扇風機すら要らない感じなのね。ただ問題はこの先使うとなると、冷暖房なしの部屋・・・

そっちを改善しないと・・・って感じなのね。まぁともかく、ここまでは何とか逃げ切ったのね。玉にしても、文字にしても、もう切って張るだけ。ここは時間が解決するゾーンになったから、

次の展開の構想・・・まぁ無い訳じゃ無いんだけれどね。そんなこんな後は、蛸の椅子。

そうね、1cmタイルを切った事のある人は、慣れれば別に・・・って感じになるが、4mmが5mm、5mmが7mm・・・って言った感じに少し厚みが変わると、結構大変なのね。

この吸盤の丸は1cmタイルよりも厚みがあって、それを中心部をえぐる・・・って中々なのね。当然失敗もするし・・・吸盤を段々小さくしたいし・・・まぁ気持ち悪さは出て来て良い感じだけど

・・・。こんな手間の掛かる事をただ展示ってだけで作るって言うのは、ずっと同じ気分で続けるって言うのは中々大変でね。だから趣味なのに大作なんて人の気持ちが、良く判るのはこんな気分

になるだろうな・・・果てしなくて、なんでこんな事やっているんだろう・・・とか、これ作ってどうするんだろう・・・とか、最初の気持ちを忘れがちになる。作って見たかった・・・。

作れるんだろうか?ってチャレンジする制作意欲だけなんだから、やっていればいつか終わるのね。でも終わった先に何があるんだろうか?・・・それは終わってから考えると良いのね。

終わってくれれば、次のステージは俺が用意するから・・・。ただそれだけ。

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