katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

この夏1つ目のイベント。ユニディ教室

2009-08-03 21:18:02 | 世界遺産をみんなでつくろ!
やっと下地作りが日の目を見る時が来た。今日は19人。報われる。

朝5時半から起きていた。8時にはアトリエにいた。昨日のうちに積み込みもしてある。
忘れ物が無いか?確認もした。やるべき事はすでに終っている・・・・

さてコ-ヒ-も煙草もやったし、行くとするか・・・・でも車で10分・・・
9時到着でも1時間ある。余裕はありあり。地の利って所かな。

かぐやに行って来る・・・と電話を切っていざユニディの中へ。
台車で1台分。あっと言う間に支度も終る・・・・さぁ始めようかな?って所に

店長さんがやって来る。挨拶を交わし支度をしているとキウイ到着。
すると、タピオカから電話が入ると・・・えぇぇぇぇぇガス欠。

何だそりゃぁぁぁ・・・けれど全く問題無し。支度は終ってるよぉぉ。
けど意外と早く到着。やるじゃん、ナイスフォロ-。

すると、えぇぇぇ?あれ・・・・何してんの・・・・ニュ-ゆみ?って後見ると、
いるじゃん。子供2人。参加してくれていたんだ・・・有難うね。

段々子供達も集まってきて、来た順に下地を選んでもらい、10時を迎え店長さんの挨拶と
共にスタ-ト。

さて、いつものようにまずは下地の縁取り。山周さんのタイルでみんなに張ってもらう。
その後、下絵を描いてもらってペキペキの切り方の順番。

張り方はすでに山周さんの縁取りでやっているから、後は慣れのみ。

これがねぇ、モザイクって?タイルって?作った事が無い人達には、こんなもんで゜
2時間も掛かるの?とか、子供10人によ先生3人もいるの?とか、疑問だらけ。

ただね、あえて言わせてもらうと、一体モノ作りって何?とか体験教室って何?って
その疑問を感じた人に逆に質問したい。何て答えるんだろうか?

こんな簡単な質問に答えられないのでは、全くお話にはならない。がしかしここまで
書くのだから、俺にはきちんとした根拠や思想、信念はある。

では折角付き合ってくれたり、興味持って見て下さっている人がいるのだから、
良い機会なので語らせて貰う事にする。

真のモノ作りとは?道具を使って何が出来るか?とか、思い描くモノを作る為には、
どんな道具が必要なのか?それらを想像して行く事ではあるまいか?これが1つ。

逆も真なり。その反対も真実。ならば、言われたまま組み立てる。これもモノ作り。
みんなはどっちのモノ作りが好き?

すべてのモノ作りに当てはまると言って良いだろう・・・例えば建築。
俺は18年タイル屋だった。俺の親父もタイル屋だった。

親父の頃のタイル屋は、親方に教わったまま死ぬまで同じ材料、同じ道具、同じ場所を
張れば良かった。そして同じ張り方で・・・・まっ極端だけれどほぼね。

それが俺になると、新建材が次々とやって来て、それにより順応して行けるか?
何だ?このタイル・・・とか、何、このボンド?とか、えっこれで良いの?になった。

つまりここにモノ作りの違いが生じて来る。親父の頃は何も無い所に風呂を作る。
俺の頃になると、作ると言うより取り付けるに変わった・・・・同じタイル屋だけど。

そう、最初に言った事、モノ作りの2種類とは?作ると取り付けるの違い・・・
そして俺は作る・・・を取った先生になった。

ここまでは簡単にご理解出来るだろう。更に疑問を感じるつわものもいらっしゃると
益々楽しいのね。おい、偉そうに語るが、お前の教室、下地の方がメインじゃないか?

良いね、そんなつわもの。おいおい、じゃ聞くが、世界の芸術って言う絵画もその理屈
なら最低だなっ・・・どこの世界に額を本人が作っている奴がいるんだい?

そんなに立派ならいちいち何十万、何百万も出して額なんぞに入れるなよ。見苦しい。
世界の芸術に額があるのなら、俺の教える子供達に俺程度の下地に目くじら立てんなっ。

どう?この理屈。最初からそのつもりなんだから・・・そもそも体験教室。
理由無いけど1000円ならやってみよっかな・・・でやる教室。

しかもたった2時間。初めて学校で、九九教えてもらった時を思い出して・・・・
2時間でマスタ-出来た?初めてプ-ルに入った時、何が出来た・・・・?

すぐ判るでしょ?人はこんな簡単な事を考えようともしない事がある。
物事に疑問を感じなくなったら大人になった証拠・・・あぁつまんない。

思い出して欲しい。子供達の頃・・・虫が動いて驚いて、飛行機みたいな鉄の塊が飛ぶ
新幹線が200キロで走って、ク-ラ-から冷たい風が吹く。

何もかもが疑問だらけだった。何にでも興味持ち、何にでも食いつき、解決するまで、
大人に聞いた・・・・何で?どうして?・・・ってね。

その興味が、大きくなっても続いて、それを追求し続ける人達がクリエ-タ-。
想像力でご飯を食べている人達。そしてその想像力を捨てて、弾く事、建てる事、

歌う事、語る事・・・そちらへ進む人達をその道の職人なんて呼び方をしたりする。

俺の教える子供達は何を選択するのだろうか?けれど選択するには、先人にそれを
追求している人を知らなきゃ選択しようがない・・・俺はそうなりたいと思っている。

そして、俺は18年のキャリアを捨て、そのクリエ-タ-とやらを目指す事になった。
その肩書きもそこそこ収集した。これでバッタもどきくらいにはなった。

そうだから、俺の教室は芸術家もどきの職人教室・・・・あははははは
そんな訳だから、俺ごときの教室にやって来てくれたのだから、お礼なのね。下地。

そんな教室で俺とタピオカとキウイの3人で芸術家風味の教室をやっているのね。
なら普通の教室と違って当たり前。これで説明は終って良いかな?

んで結果ね・・・




どうかな?中々なもんでしょ?これだけ出来れば・・・ね。
こんなのもあるよ。




良いでしょ。どれもこれも。こいつらこの腕これからどうするつもりなんだろう?
一体何を大人になってするのだろう?たった2時間だけれど、凄いモノを見た。

それがね、ちょっとしたエピソ-ドが3つ。1つはニュ-ゆみ。タピオカのせがれが
とんでもないキャラクタ-を作ろうとしていたのね・・・・

正直、そんなものを描いていたとは思わなかったのね・・・まさか経験者がね・・・
タイルに穴空けようってデザインなのだから・・・

ねぇ、ニュ-ゆみっ、ちょっと穴空け何枚かやって教えて見て・・・と頼んだ。
そもそも、頼まれたニュ-ゆみだってやった事無い事・・・ビックリしただろうなっ。

でも流石に経験者。やるじゃん。それさえ出来るようになれば終る事が出来る。

まさか、子供を参加させに来て、教える側に回るとは思わなかっただろうな・・・
でも助かったわっ。ダブルで有難うなのね。

それと、子供達の中に公民館の常連さんがいて、Katsuさん何で公民館に来ないの?
ここ遠いじゃん・・・って。言われた・・・ん・・・さてさて・・・と考えて

呼ばれなくなったんだよっ。行くも行かないも公民館が決めるんだよっ・・・・
まっそのうち呼ばれたらまた行くよ・・・って答えた。

それと、ここに子供だけをよこしたお母さんが作品見て、えぇぇこれで1000円?
あり得ない・・・ってご理解された事。誠に有難い話だった。

いずれにせよ、色々あったが何とか終る事が出来た。助かった・・・・

その後、挨拶を済ませアトリエに戻り、浦安のでっかいねずみのテ-ブルの件の
打ち合わせと手配・・・を電話でした。

かぐや、キウイ、タピオカと・・・更に確認の電話。準備は整った。

これで8月に起こり得る事は経験値のあるもののみとなったので、後は下絵の確認を
してもらう・・・だけになった。


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