今日はプラモとあんま関係ないハナシだけど(^^。
誰から聞いたのか、憶えていない。…多分親戚の叔父からだったと思っている。
で、聞いたのは小学生の頃だから、相当昔だ。
自分は昔から算数、数学という科目が嫌いだった。
分数、二次関数、微分積分とか、ちんぷんかんぷんで、例え四苦八苦して
答えが出せたにしても「…ふーん、」くらいしか感心がなくて、面白くもなんとも
なかったんだ。でも、あるとき聞いた数字にまつわる話が未だにとても信じられ
なくて、それを思い出す度に数学に興味がでるようなでないような、感覚がおかしく
なるようなヘンな気分になる。
それはこんな話だった。‥え、あいや大したことない、単なる掛け算である。
ここに厚さが1mmの、無限大の大きさの折り紙があったとする。
これを二つに折ると厚さが2mmになる、もう一回折ると4mmだよな。
こうしてどんどん折り進めると次第に厚さが増す。
…そんなもん、10回くらい折ったら、折り目がダンゴのようになって
辛くなってくるじゃん、とかいうのは考えないで、大きさも無限大だから、
果てしなく折り続ける事が可能と考えていただきたい。
ただただ一回折る度に厚みが倍、その倍…になるワケだ。
夜、空を見上げると月が出ている。さて、どんどん折り進めるこの折り紙の
片面(上面)が月に到達するのは何回折った時でしょう?
…つまり、厚さが地球と月の間の距離、約38万kmを越えてしまうのは何回目に
折った時でしょう?という質問である。ざっと感覚で答えてみよう。
「!?…どのくらいかなあ。100万回?いや、1千万回くらい折らないと…」
とか思いませんか? なにしろあのアポロ11号が何日もかけてやっと到達する
距離である。 しかし正解を聞くと愕然とする。
答えは“39回”。…(**;“39回”!?3万9千回じゃないよ、たったの39回。
…厚さ1mmの折り紙を39回折ると厚みが38万kmを越えるらしい。
ハハ(^д^;…ケタを相当間違えてないか?とか思ってしまうよな。
にわかに信じ難いハナシでしょ。
表示が10桁以上ある電卓がある人はやってみてください。
1に2を39回掛けてから、1mmは0.000001kmなので
1000000で割る。すると答えが54万9千7百56kmくらいになる筈。
月までの距離をそうとうオーバーする。 …ウソぉーー!!
自分も未だにそう思うけど、何度やっても同じなので本当らしい(笑)。
月って案外近いのかも、とか思ってみたりf(^^;。
1mmの紙を39回折りなんて、なんだかやれそうにも思えるのな。
でも無理だ。とんでもない事になる。地球よりデッカイ折り紙なのな。
なんか、別件こんな昔話をちらと聞いた覚えが…。
米の取立ての酷い代官だかなんだかがいて、ある時一人の賢者が
それに業を煮やし、その代官にあるテガラをたてて褒美をもらうことに
なった際、代官が金目のものをやるといったが賢者は遠慮してこう言った。
「今日、米を1粒ください。明日は2粒。その次はその倍の4粒…
これを1ヶ月続けてもらえれば充分です」と言ったそうな。
代官は「そんなものでいいのか…いいよ」と二つ返事。
一ヵ月後、代官は米を蔵ごと全部取られてしまったそうな。
…おそらく代官は全部で米1俵もいかないくらいかな、と感覚で
思ってしまったのだろうと…。
更にまつわるハナシで、
1分で2倍に増殖するバクテリアを1匹シャーレの中に入れておくと
その中満杯になるのに1時間かかるそうだ。そこである研究者が
もっと早く満杯にしようと最初2匹から始めることにした。
2倍入れたので30分に短縮されるかというと、実は1分縮まるだけ、
というソレの逆効果を狙った出題もあったりした。
つまり1匹から始めても、最初の1分経てば2匹になっているから
あんまり意味無いわけだ。
“累乗の恐怖”は本当に恐くて感覚がおかしくなるのである。
(卓上のモデルは「アポロ11号、サターン5型ロケット」)
誰から聞いたのか、憶えていない。…多分親戚の叔父からだったと思っている。
で、聞いたのは小学生の頃だから、相当昔だ。
自分は昔から算数、数学という科目が嫌いだった。
分数、二次関数、微分積分とか、ちんぷんかんぷんで、例え四苦八苦して
答えが出せたにしても「…ふーん、」くらいしか感心がなくて、面白くもなんとも
なかったんだ。でも、あるとき聞いた数字にまつわる話が未だにとても信じられ
なくて、それを思い出す度に数学に興味がでるようなでないような、感覚がおかしく
なるようなヘンな気分になる。
それはこんな話だった。‥え、あいや大したことない、単なる掛け算である。
ここに厚さが1mmの、無限大の大きさの折り紙があったとする。
これを二つに折ると厚さが2mmになる、もう一回折ると4mmだよな。
こうしてどんどん折り進めると次第に厚さが増す。
…そんなもん、10回くらい折ったら、折り目がダンゴのようになって
辛くなってくるじゃん、とかいうのは考えないで、大きさも無限大だから、
果てしなく折り続ける事が可能と考えていただきたい。
ただただ一回折る度に厚みが倍、その倍…になるワケだ。
夜、空を見上げると月が出ている。さて、どんどん折り進めるこの折り紙の
片面(上面)が月に到達するのは何回折った時でしょう?
…つまり、厚さが地球と月の間の距離、約38万kmを越えてしまうのは何回目に
折った時でしょう?という質問である。ざっと感覚で答えてみよう。
「!?…どのくらいかなあ。100万回?いや、1千万回くらい折らないと…」
とか思いませんか? なにしろあのアポロ11号が何日もかけてやっと到達する
距離である。 しかし正解を聞くと愕然とする。
答えは“39回”。…(**;“39回”!?3万9千回じゃないよ、たったの39回。
…厚さ1mmの折り紙を39回折ると厚みが38万kmを越えるらしい。
ハハ(^д^;…ケタを相当間違えてないか?とか思ってしまうよな。
にわかに信じ難いハナシでしょ。
表示が10桁以上ある電卓がある人はやってみてください。
1に2を39回掛けてから、1mmは0.000001kmなので
1000000で割る。すると答えが54万9千7百56kmくらいになる筈。
月までの距離をそうとうオーバーする。 …ウソぉーー!!
自分も未だにそう思うけど、何度やっても同じなので本当らしい(笑)。
月って案外近いのかも、とか思ってみたりf(^^;。
1mmの紙を39回折りなんて、なんだかやれそうにも思えるのな。
でも無理だ。とんでもない事になる。地球よりデッカイ折り紙なのな。
なんか、別件こんな昔話をちらと聞いた覚えが…。
米の取立ての酷い代官だかなんだかがいて、ある時一人の賢者が
それに業を煮やし、その代官にあるテガラをたてて褒美をもらうことに
なった際、代官が金目のものをやるといったが賢者は遠慮してこう言った。
「今日、米を1粒ください。明日は2粒。その次はその倍の4粒…
これを1ヶ月続けてもらえれば充分です」と言ったそうな。
代官は「そんなものでいいのか…いいよ」と二つ返事。
一ヵ月後、代官は米を蔵ごと全部取られてしまったそうな。
…おそらく代官は全部で米1俵もいかないくらいかな、と感覚で
思ってしまったのだろうと…。
更にまつわるハナシで、
1分で2倍に増殖するバクテリアを1匹シャーレの中に入れておくと
その中満杯になるのに1時間かかるそうだ。そこである研究者が
もっと早く満杯にしようと最初2匹から始めることにした。
2倍入れたので30分に短縮されるかというと、実は1分縮まるだけ、
というソレの逆効果を狙った出題もあったりした。
つまり1匹から始めても、最初の1分経てば2匹になっているから
あんまり意味無いわけだ。
“累乗の恐怖”は本当に恐くて感覚がおかしくなるのである。
(卓上のモデルは「アポロ11号、サターン5型ロケット」)