幹事クリタのコーカイブログ

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学連チームのいない箱根

2024-01-03 22:28:56 | スポーツ
 今年の箱根駅伝は終始青学の強さが際立ちました。「史上最強」の駒大を相手にここまで完勝できるのかと驚くほどです。駒大のタイムも決して悪くなかっただけに、それを6分以上突き放して、大会記録を更新して優勝した青学の強さは別次元だったと思います。これまで「原マジック」と呼ばれていた青学の原監督の采配でしたが、ここまでくると「ミラクル」です。

 ところで今大会は100回の記念大会ということで、参加校を3校増やして23校が出場しました。また予選会には関東だけではなく全国の大学に門戸を開きました。どちらも悪くはないことだと思います。ただその代わりだったのか、説明もなく関東学生連合チームが編成されませんでした。3校増やしたのだから学生連合チームは要らないだろうという意味なんでしょうか。ただ学連チームを応援しているファンも多いですし、弱小校にいながらも学連チームで箱根を走りたいと思っている選手もいます。いきなり説明もせずに無くすのは乱暴でしょう。

 なぜ学連チームがいないのかについて考察しているサイトもあって、それを読むと、100回大会だからということとは別に、もともと学連チームは要らないと考えている関東学連の幹部たちがいるということらしいです。このあたりはかなり闇の部分みたいで、学連内部の派閥争いなども絡んでいるそうなのですが、これだけ大きな大会を運営する歴史の長い組織ですから、いろいろな思惑がうごめくのはいかにもな話です。ただ選手やファンの気持ちを考えたら一方的になくしてしまうのは、やはり納得いきません。

 来年20校に戻す時にまた関東学連チームも復帰させるということかも知れませんが、どうせなら今回予選会で全国に門戸を開いたのですから、予選会参加は来年以降も続けて、その結果で全国学生連合チームも作ってはいかがでしょうか?かつては記念大会ごとに日本学連選抜チームがありましたが、それとは違い関東以外の大学から選抜するのです。現状の実力では間違いなく最下位になるでしょうけれども、続けていけば徐々に関東以外の大学のレベルも上がるはずです。関東だけではなく日本中の大学のレベルアップを図ることも、金栗四三が考えた箱根駅伝創設の目的に叶うはずです。
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