東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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白鳥4丁目押草団地

議員が自分の報酬をいじくるでない

2009年03月20日 | 東郷町議会

 3月議会の最終日の16日、議員報酬7%カットの特例条例や議員定数を20から16に削減する条例が可決されました。
 日本共産党はいずれにも反対しました。

 これらの条例案に対する反対討論のうち、私が行った7%カットへの討論を紹介します。

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東郷町議会の議員の報酬の特例に関する条例の制定について、反対の立場から討論いたします。

質疑では、7%に根拠がないということでした。根拠のないものに賛成はできません。

本題に入ります。

反対の理由は、大きく2点あります。

第一に、この議案を提案するに先立って、特別職報酬等審議会、いわゆる報酬審議会に諮っていないことです。先に可決された、副町長と教育長の給料の7%カットの特例条例、町長の給料をさらに7%カットする特例条例については、議会への提案に先立って、報酬審議会に諮られ、答申も得られています。

町長の給料の30%カットの条例が、最初に議会に提案されたとき、私たちは、自分で自分の給料の案を決めるべきでない、報酬審議会に諮るべきだ、と主張しました。権限を持った者が、自分たちの給料や報酬のあり方を恣意的(しいてき)に捻(ね)じ曲げないためにも、報酬審議会など第3者の意見が重要だからです。

ところで、2月に開催された報酬審議会では、東郷町の議員の報酬は現状維持という結論が出されています。答申書には「議員の報酬についても、定数の見直しを含め、東郷町議会で検討されることを望むものである。」、つまり、議員定数という報酬とは無関係のことを持ち出し、それを含め報酬については自分たちで考えよ、という、報酬審議会が自らの職務を放棄しているのではないかと取られても仕方がないような文言も含まれていますが、そのようなくだりを別にすれば、東郷町の議員は今まで通り、28万1000円で頑張れよ、というのが報酬審議会の結論です。これは、人事院勧告や東郷町の財政状況、他団体の状況などを総合的に勘案した結論ということです。

もし、東郷町の厳しい財政のために、報酬の引き下げが必要ならば、報酬審議会がそのような結果を出すのではないでしょうか。実際、平成16年には議員報酬が28万3000円から28万2000円へと1000円引き下げられ、平成18年には更に1000円引き下げられ現在の28万1000円になっていますが、これらは報酬審議会が当時のさまざまな事情を勘案し、このような結論を得たことに基づくものです。

報酬審議会が出した結論の中で頑張るのが議員の役割なのに、それを無視して7%カットすべきだと提案するのは、自分たちは28万1000円分も働けません、あるいは7%カット分の働きしかしませんと宣言するに等しいものです。まさか、28万1000円は多すぎる、申し訳なくてこんなに受け取れない、とお考えの方はいらっしゃらない、とは思いますが、もしその程度の議員がおられるなら、住民のためにも議会から去っていただくのがよろしいのではないか、ということも申し沿えておきます。

2点目に、議員報酬をどう捉えるべきか、という観点からであります。議員報酬は、議員活動のみならず、議員の生活をいかに保障するか、という観点を抜きにして語られるべきではありません。今の28万1000円が、議員活動と生活を支えるのに十分すぎるほどの額なのか、それとも不十分なのかについては意見が分かれるところだと思いますが、報酬審議会が出した結論で決めてきた報酬の額で、特段の不都合もなかったと考えられ、今のところ妥当な額であると考えられます。

では、7%カットしたら、議員活動と生活を支えられるのか、というと、根拠がない数字だそうで、心もとない限りです。第3者ではなく、自分たちで報酬を決めることの危うさがここにも現れています。議員報酬の安易な引き下げは、働き盛りの代表を議会に送り出す障害にならないか、あるいは、それでも頑張って働き盛りの代表が議会に進出できても、その働きにかせがかけられるのではないか、ということも考えなければなりません。経済的な心配をしなくても活動できる層の人たち、たとえば配偶者が十分な収入を得ている人や、年金生活者などしか議会に出られなくなってしまう状況は、好ましいとは言えないと思います。

報酬審議会の議論を無視すべきではないのは、先に申した通りですが、ひとたび報酬審議会の議論とは無関係に議員報酬を決めてしまえば、経済的な心配がない議員たちによって、生活費を度外視した報酬が決められかねません。今後2年間だけの特例とはいうものの、東郷町議会でこのような議員報酬の決め方が常態化することを避けるためにも、今回の条例提案には反対です。

なお、一つの理想論として、議員はボランティアであるべきだとの意見がありますが、いまの日本社会では、ボランタリティーへの理解度が低く、公への奉仕活動に対する会社をはじめとする職場の理解が少ないという現状においては、ずっと先の課題だと思います。

 最後に、この条例案が可決されて7%カットが実施されたとしても、私たちは7%分、住民のための活動をカットするわけではない、ということを表明し、反対討論といたします。

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中川議員が怒りの討論

 私の討論の後、賛成討論に立った議員が「2万円の削減は1日当たり1時間アルバイトすれば良い額」などといった発言をしました。
 これを聞いた中川議員、予定外の反対討論に立ちました。

 「怒りに震えて討論します。何を言ってるんですか。」と始まった中川議員の討論。

 「明日のお米がない中、活動している議員を知っているのですか? 20万円の選挙費用を仲間からのカンパでかき集めた議員を知っているのですか?」

 明日の自らの暮らしも心もとない中で住民のために奔走して来た中川議員の二十数年の活動ぶりがしのばれる感動的な討論でした。

 ある議員が「私は7%カットに賛成したけど、中川さんの討論を聞いて涙が出てきました」と話しかけていました。

 逐一メモしたわけではないので、その全容をすぐにご紹介できないのが残念です。

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