東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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議員互助会に退会届を提出

2009年03月07日 | 東郷町議会

 5日付けで、東郷町議会議員互助会の退会届を提出しました。宛先は互助会長でもある東郷町議会議長。

 5日の本会議では、今期中の議員報酬を7%カットする条例案が審議されました。その中で、日本共産党の中川まさお議員は「年に20万円も報酬が減る分を補うためにアルバイトも考えなければならないが、そのために議員としての活動がカットされるようなことになってはならない。現実には、議会の皆さんとのお付き合いをカットすることになる」と表明しました。

 そのための具体策として、私たち日本共産党東郷町議団は、東郷町議会議員で構成される議員互助会から退会することを決めました。

 そうすることで実際に節約できる支出は月々2000円の会費と、互助会の会計が枯渇したときに期末手当の支給時になされる特別徴収(今年度は2万円だった)など数万円で、収入減への対応としては不十分ですが、不必要な出費は可能な限り抑えなければ、議員活動も家計も維持できません。

 現職議員の退会は例がないため、互助会側の対応がどうなるかは分かりませんが。

 なお、互助会の活動は、会員の弔事への対応、本会議開催時の昼食、議会互助会ボート部、などなどです。

 これからは議会クルーとして全国レガッタに出場することもなくなり、私としてはさびしいですが、何を切るのかを考えれば、議会クルーとしての活動は最優先で切るべきでしょう。

----追記----

 現職議員が互助会から退会した例はあったそうです。

提案者、「深い考えはない」と答弁

 私が「7%」の根拠について質疑したところ、「深い考えはない」と答弁。

 町長、副町長、教育長の給料のカットも7%で、町長はすでに実施している30%カットから更にカットする場合、8%だったら一般職の給料を下回るので7%。副町長と教育長は、管理職手当のカット額を上回るように7%に決めた、という説明がされました。じゃあ、議会はなぜ7%か、と追及したときに、提案者である近藤鑛治議員(無所属)が「深い考えはない」と答弁しました。

 こんないい加減な提案に、賛成の署名をしたら恥ずかしい思いをするところでした。よくもまあ、圧倒的多数の賛同が集められたものだと感心します。(提出に賛成の署名をしなかったのは、議長を除き、日本共産党の2人と無所属の山口議員)

中川議員、チャーチスト運動から説き起こす

 日本共産党の中川議員は、議員報酬が掴みガネではなく、主権者が権利として勝ち取ったものだということを、イギリスの労働運動であるチャーチストの主張にさかのぼって説き起こしました。

 かつて議員は貴族たちで占められ、無報酬の名誉職でした。

 労働者階級の代表が議会に進出するにあたって、生活と活動を保障するために報酬を要求したのが、議員報酬の考えの起源です。

 報酬審議会が「お前ら、これだけでしっかりやれ」と言って決めた報酬を、「こんなに要らない」と言ってしまったら、「こんな額には見合わない働きしかできません」と宣言するようなものだと考え至らないのでしょうか。

コメント
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