東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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3月議会の主な結果など

2006年03月25日 | 東郷町議会

 遅れ馳せながら、22日に終わった3月議会の結果を報告します。

2006年度一般会計予算は7名が反対するも賛成多数で可決

 例年は、私たち日本共産党の2名を含め、定数20のうちの6名しか反対しないのですが(それでも2003年の議会改選前は4名だけだった)、今年は自民系保守の石川久則議員も反対に回られました。そういえば、この議会での久則議員の一般質問では町長に厳しく突っ込む場面も見られました。その延長のことでしょうが、今まで町長を支える立場だった方が反対に回られたのは、正直驚きました。保守層の中でも町長に批判的な声が広がっていますが、その反映でしょうか。8月の町長選挙がますます注目されます。

 私たち日本共産党の反対理由は、

1.地震対策では学校の窓ガラス飛散防止の要望が強いのに、盛り込まれておらず、地震対策への認識があまりにも低い。

2.定率減税半減などによる個人町民税の増税。その上、介護保険料も50%増。増税で増える歳入を使えば、介護保険料を50%も上げずに済む。

3.いこまい館の維持経費が役場庁舎、町民会館、総合体育館の3つを合わせた維持経費にほぼ等しいことが分かってきた。基本構想見直しの拒否には道理がない。

4.子育ての民間委託が無責任に進められている。PFIで07年度開設予定の新設児童館の運営を「全く経験がない」と正直に告白している業者に任せるリスクを払う必要はない。

5.少人数学級は県の後追い(小1だけ35人学級)だけ

6.国民保護計画策定の予算化

 増税が続く今こそ、住民の生活を守る予算が必要です。それを実現する町長も必要です。

議員の期末手当を元に戻す条例案(議員提案)は否決

 日本共産党と無所属2名で共同提案していた議員の期末手当を昨年12月の引き上げ前に戻し、引き上げ分を4月支給分の報酬から差し引く条例案は、提出者(私)と賛成者(3名)だけの賛成少数で否決されました。この提案は、私たちがスジの通すための提案でした。まあ、予想された結果です。他の議員からは「分かりきったことだから、内容についての質疑も反対討論もしないよ」と聞いていました。

 ところで、この議案についての16日の総務委員会でのやりとりについて中川議員に報告しましたが、私が「議決に基づいて町政が運営される。議決された条例が不適切な場合は条例を改正する」と答弁したことについて中川議員は、「それを言うなら、『議決は行政を縛るが、議会は縛られない』でしょ」といいました。当たり前のことを的確に言い表しています。それにしても“一度決めたことをひっくり返すのはヘンだ”とお考えの議員がおられるのには、正直面食らいました。議会には“一事不再議”といって、同じ会期内で一回議決したことは二度と議決できないという原則がありますが、一事不再議は次の議会の審議までは縛りません。反省すること憚ることなかれ。

昨日は保育園の卒園式と新設兵庫小学校建設工事の安全祈願祭に出席

 たかね保育園の卒園式に出席しました。お父さんの姿が目立ちました。子どものために仕事を休みやすくなってきているようです。子育てには父親の協力は欠かせないのは当然ですが、このような雰囲気がますます広がれば良いですね。こどもたちがお父さんの姿を見て次の世代に引き継がれれば、少子化を少しでも食い止めることができるでしょう。そのための行政のサポート、たとえば保育時間の延長や育児休暇を取りやすくすることなどが望まれます。

 幸い東郷町は人口流入もあり、子どもが増え続けています。兵庫小学校建設もその流れを受けたものです。いこまい館建設の負担が尾を引き、PFIという時間がかかる方法を取らざるを得ませんでしたが、このような失政を繰り返すことなく、着実にまちづくりを進めていく必要があります。町長は、施政方針演説で、兵庫小学校建設を「子育て支援の充実」と胸を張りましたが、やって当然の施設整備です。問題は、東郷町に移り住んでくれた子育て世代がずっとこの東郷で子育てを続けてくれるためには、どう町の独自性を打ち出すか、です。

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