今日は日本共産党の尾張東部地区の議員の会議・学習会でした。
当初予算に対する考え方やそれぞれの自治体での施策などについて意見交換をしました。各自治体の議会の雰囲気の違いも伝わってきて、その中で驚かされることもあります。
たとえば瀬戸市議会では、当初予算案に対する討論をするのは反対討論を行う共産党だけで、市長の与党会派は賛成討論をしないと聞いてびっくり。他の自治体の議員たちは、与党議員(会派)は賛成討論をするものだと思っていたので、一様に驚いていました。
予算への討論は国の悪政が地域住民にどんな負担を押し付けているのかを出発点に、それぞれの自治体での問題点を掘り下げることが大事、という意見をもとに、討論の組み立て方について意見交換をしました。
施策についての意見交換では、保育料などが話題になり、日進市などとの保育料表と東郷町の保育料表を比較して、東郷町の保育料の安さをあらためて認識することができました。日進市では、今年度からそれまで徴収していなかった午後6時までの延長保育料を“利用料”として徴収することにしたそうです。「延長保育に預けていない親と不公平だから」というのが理由だそうです。会議では、これについて「本来、保育とは、保育に欠ける子どものための措置だったのに、それがいつの間にか“働く親のためのサービス”になってしまっている。それが“利用料”という考えを許すことにつながっている」などの意見が出されました。
保育料は所得階層によって異なるのに、延長保育の利用料は一律です。このような矛盾ある制度が近隣に広がることを許さないためにどうするか、ということで意見を出し合いました。
国保の特定健診の受診料を取るのは近くでは東郷だけ
特定健診も話題になりました。
東郷町の国保の特定健診は有料ですが、日進市や豊明市の国保の特定健診は自己負担なしです。健診を受ける人数を増やそうとするなら当然ですね。
また、メタボ対策に特化した特定健診の問題点を深くつかんで、住民の健康づくりに寄与する健診にしていくため、これからも取り組んでいくことを確認しました。
3月議会が終わってほっとするまもなく、臨時議会、6月議会と続きます。国会では参議院での論戦が本格化しています。いつ解散総選挙があっても対応できるようにしつつ、議会での論戦も強めていくことを確認しあった会議になりました。
豊明市の前山議員の記事もご覧ください。http://www.toyoake-maeyama.jp/data1/080417-090026.html
前の記事、少し訂正します
「保育園分の1500食のための調理設備」と書きましたが、保育園の給食だけを作る部分を造るわけではないので、「1500食分の調理設備(これで保育園分の給食がまかなえる)」と書くべきでした。