書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

熊谷伸一郎 『「反日」とは何か 中国人活動家は語る』

2006年08月25日 | 政治
 「私たちは反日ではない!!」

 君たちは正直ではない!!!

(中央公論新社 2006年8月)

▲「asahi.com」2006年8月25日、「『日本人暴行なしの周知徹底を』 中国・瀋陽の総領事館」
 →http://www.asahi.com/international/update/0825/004.html

 今度は誰が糸を引いた? 新左派か、解放軍か、民主派か。

▲「asahi.com」2006年8月25日、「靖国・戦史博物館、展示内容変更へ 歴史観が一面的と」
 →http://www.sankei.co.jp/news/060825/sha029.htm

 【関連記事】の岡崎久彦氏の論説も併わせ読む必要あり。
 ところで、神社側のこの態度の変化を、弱腰とか不覚悟の為せるわざだと責めるのはちょっと酷かもしれないと思った。
 気心の知れた仲間や気安い顔見知りと勝手知ったる町内で気安く快気炎を吐いていたところが急に広大無辺の無重力空間へ放り出された心許なさに情緒不安定となったところへ、四方八方上下左右からの多種多様な批評に曝され、どうせ内輪向けだからとたかを括っていた脇の甘さを各方面からの容赦ない批判で徹底的に突かれて、「こんなはずでは」、「そんなつもりでは」、「どうしよう」と、パニック状態に陥った挙げ句の衝動的行為かもしれないからである。