書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

仲新城誠 『国境の島の「反日」教科書キャンペーン 沖縄と八重山の無法イデオロギー』

2014年04月29日 | 政治
 正式な著者名は、「八重山日報教科書問題取材班・仲新城誠」。仲新城氏は同紙の編集長。

 育鵬社版採択の反対派の顔ぶれを見ると、「反自衛隊」を訴える人たちと同じなのである。 (「はじめに」本書7頁)

 県紙で報じられた調査員の報告書を読んでいて、妙なことに気づいた。反対派が配っていたパンフレットとそっくりそのままの文章が報告書に盛り込まれているのである。 
(「第3章 暴走する県教委」本書95頁)

 「県紙」とは、文脈から『沖縄タイムス』と『琉球新報』のどちらか、あるいは両方を指すと思われる。「反対派が配っていたパンフレット」は、「子どもを教科書全国ネット21」(東京)が発行した「子どもに渡せない教科書」。

(産経新聞出版 2013年3月)