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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「日本のネット世論、死んでも面子を重んじる政府を強く批判」 から

2011年03月23日 | 抜き書き
▲「人民網日本語版」14:22 Mar 22 2011、編集NA。
 〈http://j1.peopledaily.com.cn/94474/7327390.html

 ネット時代においてネット世論を軽視できる者はいない。東日本大震災の発生後、大手メディアは地震、津波、原発事故、救援活動について集中的に報道しているが、日本のネット利用者の声を取り上げることは少ない。ネット利用者の注目する話題とその声は、街頭では聞くことの難しい深い民意の反映であるのみならず、この世紀の救援活動において軽視できない誘導、監督作用を果たしている。(文:金贏・中国社会科学院日本研究所副研究員。「環球時報」より) 

 太字は引用者。自分のところがそうだから他もそうだろうと当然のごとく思って疑いを差し挟まないところが、すでに学究ではない。だから中国社会科学院日本研究所は学問の府ではないというのである。それだけではない、“日本の大手メディア”のどこが“ネット世論を軽視”しているというのか、例を挙げて欲しい。こんな、専門家とも思えぬ浅薄でピントはずれのコメントを喧伝しては、かえって両国の関係改善の風潮を損じはせぬか。