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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

森千里 『鴎外と脚気 曾祖父の足あとを訪れて』

2018年04月14日 | 自然科学
 高木兼寛との脚気論争では鴎外を擁護する。具体的には鴎外責任説を流布した対象の批判というかたちをとり、某小説作品がやり玉に挙げられる。個人的には、板倉聖宣先生の『模倣の時代』の名が出ず、この書がここでも専門家による評価を受けないのが、残念ではある

(NTT出版 2013年1月)