渋谷研究所/菊池誠 『信じちゃいけない身のまわりのカガク』 2017年05月28日 | 自然科学 本書31頁の「科学・未科学・ニセ科学とオカルトの4段階」の図が、私にとってはこの本のキモ。図では下から、オカルト(・迷信・おまじない)→ニセ科学→未科学→科学の4段階となっているのだが、科学とそれまでの3段階とを分かつのは“根拠のかわりの信念の存在の有無”、“仮説の有無“、“検証の有無もしくは可不可”である。最高位にある科学も、第三者による追試で否定されると、さきの3段階同様、「間違った科学」になってしまう。 (立東舎 2017年2月) #本(レビュー感想) « 井上正美 「『格義仏教』考」 | トップ | 段莉芬 「最早出現繋辞「是... »