書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「【中央グローバルフォーラム】2 『中国が資本主義救い出せるか』」 から

2009年09月09日 | 抜き書き
▲「中央日報 Joins.com」2009.09.08 11:01:31。 (部分)
 〈http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=120265&servcode=A00§code=A00

▽米紙ニューズウィークのメリンダー・リュー北京支局長=中国では「3Tと1F」が問題だった。天安門、台湾、チベットが3T、法輪功(ファールンゴン)が1Fだ。しかし時間が過ぎるにつれ、こうした諸懸案は相当部分解決されつつある。その代わり、2つの新たな障害物が登場した。ひとつは創意の不足であり、もうひとつは漢族の排他性だ。創意の不足は教育から始まる。中国では産学協同がきちんと行われず、ハイレベルの人材は海外留学経験者らが占めている。漢族の排他性は盲目的の愛国主義や国粋主義という形で現れる。チベットや新彊ウイグル自治区での暴動で分かるように、漢族は少数民族が悩みの種と考える。中国が責任ある超大国になるためには民族的排他性を脱却しなければいけない。  (太字は引用者)

 教育を改革すれば中国共産党が消滅する。民族的排他性を脱却すれば、漢民族が消滅する。
 だが、創意が不足していても現行型の豊かな社会にはなれる。いまのままでも中国はそこそこの資本主義国になれると思うし、他の先進資本主義国がさらに進化するのを下支えできるとも思う。