書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

佐々木克 『岩倉具視』

2007年11月28日 | 伝記
 岩倉具視いい人論。赤報隊の悲惨な末路に岩倉がどう関っていたかについては、同じ著者による別論文「赤報隊の結成と年貢半減令」を参照せよとのこと―→田中彰編『維新政権の成立』(吉川弘文館、2001年4月)。

(吉川弘文館 2006月2月)

補足。
 大久保利通をほめる人は江藤新平をけなし、江藤をほめる人は大久保をけなす。
 同様に、徳川慶喜をほめる人は岩倉具視をけなし、岩倉をほめる人は慶喜をけなす・・・・・・らしい。