書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

今週のコメントしない本

2006年10月14日 | 
 世間にうようよいる馬鹿(注)の相手をするより、端倪すべからざる妻や日々聡くなるわが子と話している方がよほど面白いと思えてきた今日この頃です。

 (注) ここでは「そこまでやらなくてもいいんじゃないですか」、「本当はそれほど興味ないんです」と、物事の途中で言いだす輩を指す。

 身に覚えのある奴、二度と私の前に姿を現すな。
 怒りに任せて、さあ今週も行ってみよう!

①感想を書くには目下こちらの知識と能力が不足している本
  該当作なし

②読んですぐ感想をまとめようとすべきでないと思える本
  毛里和子/毛里興三郎訳 『ニクソン訪中機密会談録』 (名古屋大学出版会 2001年7月)

③面白すぎて冷静な感想をまとめられない本
  岳南著 加藤優子訳 浅野裕一解説 『孫子兵法発掘物語』 (岩波書店 2006年8月)

④参考文献なのでとくに感想はない本
  澤地久枝 『密約 外務省機密漏洩事件』 (岩波書店版 2006年8月)

  伊藤隆 『昭和十年代史断章』 (東京大学出版会 1981年9月)
  フォーリン・アフェアーズ・ジャパン編・監訳 『フォーリン・アフェアーズ傑作選1922-1999 アメリカとアジアの出会い』 上下 (朝日新聞社 2001年2月)
  吉田裕ほか著 『岩波講座 アジア・太平洋戦争』 2 「戦争の政治学」 (岩波書店 2005年12月)

  天児慧 『中国の歴史』 11 「巨龍の胎動 毛沢東VS小平」 (講談社 2004年11月)

  楊絳著 中島みどり訳 『お茶をどうぞ 楊絳エッセイ集』 (平凡社 1998年7月)
  J. G. バラード著 高橋和久訳 『太陽の帝国』 (国書刊行会 1987年8月)

  宮永孝 『幕末遣欧使節団』 (講談社 2006年3月)
  川端康成/佐藤春夫/志賀直哉監修 『世界紀行文学全集』 第十三巻 「樺太、朝鮮、台湾、南洋諸島編」 (修道社 1960年9月)
  昭和戦争文学全集編集委員会編 『昭和戦争文学全集』 1 「戦火満州に挙がる」 (集英社 1964年11月)
  板垣正 『靖国公式参拝の総括』 (展転社 2000年6月)
  吉田裕 『日本人の戦争観 戦後史のなかの変容』 (岩波書店岩波現代文庫版 2005年2月)

  寺島儀蔵 『続・長い旅の記録』 (日本経済新聞社 1994年7月)

  アンドレイ・サハロフ著 高橋正訳 『わが祖国 世界へのアピール』 (徳間書店 1975年1月) 
  ズテネク・ムリナーシ著 相沢久監訳 三浦健次訳 『夜寒 プラハの春の悲劇』 (新地書房 1980年12月1版2刷) 

  イヴォ・アンドリッチ著 松谷健二訳 『東欧の文学 ドリナの橋』 (恒文社 1978年11月第三版第一刷)
  アゴタ・クリストフ著 堀茂樹訳 『文盲』 (白水社 2006年3月)

⑤ただ楽しむために読んだ本
  J・マクブライド著 梅本洋一訳 『監督ハワード・ホークス[映画]を語る』 (青土社 1987年1月第2刷)

  ジェームズ・ギャグニー著 山田宏一訳 『ジェームズ・ギャグニー自伝』 (早川書房 1990年10月)
  鶴見俊輔 『鶴見俊輔集』 8 「私の地平線の上に」 (筑摩書房 1991年7月第二刷)

  江西逸志子原著 岸正尚訳 『小田原北条記』 上下 (教育社 1981年12月第2刷ほか) 

  伊藤信吾 『風に吹かれて豆腐屋ジョニー 実録男前豆腐店ストーリー』 (講談社 2006年7月)

 ああスッとした。
 ではまた来週。

▲「MSN毎日インタラクティブ」2006年10月14日、「北朝鮮制裁:『周辺事態』と認定へ 米軍の船舶検査支援」
 →http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061014k0000m010157000c.html
▲「ИТАР-ТАСС」2006年10月13日、「КНДР передана первая партия гуманитарной помощи РФ」
 →http://www.itar-tass.com/level2.html?NewsID=10883036&PageNum=0

 備忘のためメモ。

▲「asahi.com」2006年10月14日、「苦悩の中韓、対話強調 半島安定を最優先 首脳会談」
 →http://www.asahi.com/international/update/1014/004.html
▲「大紀元日本」2006年10月14日、「北朝鮮への国連制裁決議案をめぐる中国当局の策略」
 →http://www.epochtimes.jp/jp/2006/10/html/d13167.html
▲「BBC NEWS」2006年10月10日、「China's 'nightmare scenario'」
 →http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6036595.stm

 参考のためメモ。

▲「梶ピエールの備忘録。」2006年10月10日、「『安倍流』を評す。」
 →http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061010

 参考のためメモ。