書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

今週のコメントしない本

2006年10月07日 | 
 ここ数年、季節の変わり目には、環境の変化に適応する過程ということなのでしょうが、身体がしばらくのあいだ、変調をきたします。耳鳴りがしたり、昔痛めた関節がまた痛みだしたり、強度の近視のためにもとから凝り気味の肩が、ギプスでもはめたかのようにこちこちになったりします。肉体が気温や湿度の急激な上下に堪えかねて軋みをあげる、どうやらそんな年齢になったようです。

①感想を書くには目下こちらの知識と能力が不足している本
  該当作なし

②読んですぐ感想をまとめようとすべきでないと思える本
  該当作なし

③面白すぎて冷静な感想をまとめられない本
  杉森久英 『大政翼賛会前後』 (文藝春秋 1988年12月)

④参考文献なのでとくに感想はない本
  武田泰淳 『武田泰淳全集』 第十八巻 (筑摩書房 1979年7月増補版第一刷) 〈部分〉
  徳富蘇峰 『徳富蘇峰 終戦後日記 「頑蘇夢物語」』 (講談社 2006年8月第二刷) 
  星新一 『人民は弱し 官吏は強し』 (新潮社新潮文庫版 2006年2月二三刷)
  読売新聞戦争責任委員会編 『検証 戦争責任』 Ⅰ (中央公論新社 2006年7月3版)

  澤地久枝 『妻たちの二・二六事件』 (中央公論社 1982年4月二十一版)

  寺島儀蔵 『長い旅の記録 わがラーゲリの20年』 (日本経済新聞社 1993年8月第三刷)

  ロジェ・ファリゴ/レミ・クーファー著 黄昭堂訳 『中国諜報機関 現代中国〔闇の抗争史〕』 (光文社 1990年4月第四刷)
  ロジェ・ファリゴ著 永島章雄訳 『最新「中国諜報機関」』 (講談社 1999年6月)
  福本勝清 『[スーパー・エッセイ]中国共産党外伝 歴史に涙する時』 (蒼蒼社 1994年2月)
  産経新聞「毛沢東秘録」取材班 『毛沢東秘録』 上下 (産経新聞社 1999年12月第8刷ほか)

  ロイ・A・メドヴェージェフ/ジョレス・A・メドヴェージェフ著 大月晶子訳 『ソルジェニーツィンとサハロフ』 (現代思潮社 2005年7月)

  畑村洋太郎 『危険学のすすめ ドアプロジェクトに学ぶ』 (講談社 2006年7月)

  竹内誠編 『日本の近世』 第14巻 「文化の大衆化」 (中央公論社 1993年9月)

  三谷博編 『東アジアの公論形成』 (東京大学出版会 2004年12月)

  瀧井一博 『文明史のなかの明治憲法 この国のかたちと西洋体験』 (講談社 2003年12月)

  梅溪昇 『お雇い外国人』 ① 「概説」 (鹿島出版会 1979年5月第2刷)

⑤ただ楽しむために読んだ本
  ウィモン・サイニムヌアン著 桜田育夫訳 『アジアの現代文学』 11 「〔タイ〕 蛇」 (めこん 1992年4月)

  ルアールハティ・バウティスタ著 桝谷哲訳 『アジアの現代文学』 12 「〔フィリピン〕 七〇年代」 (めこん 1993年8月)

  鮎川信夫 『鮎川信夫全集』 第四巻 「評論Ⅲ」 (思潮社 2001年12月)

  高畑勲 『映画を作りながら考えたこと』 (徳間書店 1991年8月)
  高畑勲 『映画を作りながら考えたこと Ⅱ』 (徳間書店/スタジオジブリ・カンパニー 1999年7月)
  大塚康生 『作画汗まみれ 増補改訂版』 (徳間書店スタジオジブリ事業本部 2001年5月)

 季節の変わり目はどうも諸事おっくうになっていけません。特に口が重くなります。
 では。

▲「池田信夫 blog」2006年10月5日、「地域コード」
 →http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/d/20061005

 備忘のため、メモ。

▲「大紀元日本」2006年10月6日、「中国の軟化対応に慎重論、外交手腕問われる安倍首相訪中」
 →http://www.epochtimes.jp/jp/2006/10/html/d41284.html

 同上。

▲「asahi.com」2006年10月7日、「日中首脳会談、実現の裏で 『靖国』探った妥協点」
 →http://www.asahi.com/politics/update/1007/001.html

 参考のため、メモ。