親しくして頂いている1エリア(関東地方)のアマチュア無線局長さんから、無線小屋のオーナメントにでもどうぞと、大きな真空管を頂きました。
直径18cm、高さ31cmほどの巨大真空管で、今、色々と話題になっている東芝の製品です。
勿論、今、このような真空管を使うことはまずありませんが、送信用の5極管で、昭和44~45年当時勤務していた陸上自衛隊の基地用1KW短波送信機の終段管として、似たような真空管が使われていたのを思い出しました。
これ1本で1350Wという出力を得ることが出来るので、当時は便利に使われていたのでしょう。
真空管というものは、白熱電球と同じような赤く光るフィラメントを熱し、カソードという部分から電子を放射して、途中、グリッドという部分で加工を加え、最後にプレートという部分に集めて必要な信号を増幅するものです。
最近の半導体と違って、真空管は白熱電球と同じように、常時、電気を通していると、傷んできて性能が劣化してきます。この現象を「エミッションの減退」といいますが、この真空管もおそらくはエミ減によって交換されたものでしょう。
真空管(電子管とも言います。)は、特殊な用途に使うものは別として、今では一部のオーディオ・マニアが、高級なアンプに使用する以外、半導体に取って代わられ、一般的に目にすることはありませんが、赤く光るフィラメント(ヒーターとも言います。)は、暖炉の火に似て、なんとなく暖かみを感じるものでした。
我が輩などは、送信所勤務の時、雨の日にはこの送信管の前に洗濯物をつるし、乾かしていました。(^_^;)
明らかな目的外使用で、上司によく叱られたものです。
本日、無線小屋に持って上がり、移動局の無線機の上に飾りましたが、ぼつぼつ人生の残り時間が少なくなってきた今、昔を偲ぶよすがとして大事に眺めさせてもらおうと思います。
直径18cm、高さ31cmほどの巨大真空管で、今、色々と話題になっている東芝の製品です。
勿論、今、このような真空管を使うことはまずありませんが、送信用の5極管で、昭和44~45年当時勤務していた陸上自衛隊の基地用1KW短波送信機の終段管として、似たような真空管が使われていたのを思い出しました。
これ1本で1350Wという出力を得ることが出来るので、当時は便利に使われていたのでしょう。
真空管というものは、白熱電球と同じような赤く光るフィラメントを熱し、カソードという部分から電子を放射して、途中、グリッドという部分で加工を加え、最後にプレートという部分に集めて必要な信号を増幅するものです。
最近の半導体と違って、真空管は白熱電球と同じように、常時、電気を通していると、傷んできて性能が劣化してきます。この現象を「エミッションの減退」といいますが、この真空管もおそらくはエミ減によって交換されたものでしょう。
真空管(電子管とも言います。)は、特殊な用途に使うものは別として、今では一部のオーディオ・マニアが、高級なアンプに使用する以外、半導体に取って代わられ、一般的に目にすることはありませんが、赤く光るフィラメント(ヒーターとも言います。)は、暖炉の火に似て、なんとなく暖かみを感じるものでした。
我が輩などは、送信所勤務の時、雨の日にはこの送信管の前に洗濯物をつるし、乾かしていました。(^_^;)
明らかな目的外使用で、上司によく叱られたものです。
本日、無線小屋に持って上がり、移動局の無線機の上に飾りましたが、ぼつぼつ人生の残り時間が少なくなってきた今、昔を偲ぶよすがとして大事に眺めさせてもらおうと思います。