教え子がスポーツアナウンサーなので、普段はAMラジオを聴いています。でも、夫の車で出かけるときはFM。そこで「じゃぱもん」という番組をやっているのが気になって。パーソナリティのお一人が「こやまくんどうです」と名乗るのを、ずっと脳内変換できずにいました。
小山薫堂「じぶんリセット」(河出書房新社)を読んで、「おくりびと」とか東日本大震災の折りにカレンダーの企画をされた放送作家さんだと知りました……。
この本、「14歳の世渡り術」の一冊です。しかも副題は「つまらない大人にならないために」。
でも、大人が読んでも納得です! それは、わたしが思春期真っ只中の人たちと過ごしているからなんでしょうか。中でも、これ。
「僕なりに、『働くということ』を突きつめていくと、『いちばん目前の宿題を一生懸命こなしていくことの連続でしかない』という答えにたどり着きます。」
そうそうそうそう! そうですよね!
それから、お金について。
「僕は『社会の血液』のようなものだと思っています。お金が社会の隅々まで行き渡ることによって、全体が元気になり、さらによりよく回っていく。気持ちよくクリーンにお金を使うことが、健全で豊かな社会の形成につながります」
「お金は拍手だと思って使うべき……僕はそう考えています」
どういうことか。気持ちよく使えるように工夫しましょうということではないかな、と思いました。気持ちの持ち方というか。
小山さんは、実際に大学の授業で、「もしも、一万円を無駄遣いできるとしたら……」という課題を出したそうです。アイデア術の授業。うーん、わたし? い、いつも無駄遣いしてますよ……。当然のごとく本ですよ。まあ、そういうことではないんですけどね。
あ、もうひとつ、紹介しておきたいエピソードがあります。小山さんがNHKの合唱コンクールに関わった(嵐の「ふるさと」を作詞したそうですよ)ときに、「歌の上手い、きれいな声の人だけを集めても良い合唱にはならない」と聞いて、感銘を受けたんですって。「いろんな声が集まってひとつのハーモニーが生まれ、人の心を揺さぶる合唱になるというのです」
全校での合唱練習が始まる時期に、生徒たちに知らせたいと思いました。
わたしもそうですが、ついついくよくよと考えてしまってもいい結果にはなりませんよね。切り替えてやれることをする。「自分にはコントロールできないことがある」と理解し、最善の力を尽くした上で、結果を「なるようになる」と受け止める。そういう覚悟というか心構えで、臨むべし、ですね。リセットの方法を知ることも、その一助だと思います。
小山薫堂「じぶんリセット」(河出書房新社)を読んで、「おくりびと」とか東日本大震災の折りにカレンダーの企画をされた放送作家さんだと知りました……。
この本、「14歳の世渡り術」の一冊です。しかも副題は「つまらない大人にならないために」。
でも、大人が読んでも納得です! それは、わたしが思春期真っ只中の人たちと過ごしているからなんでしょうか。中でも、これ。
「僕なりに、『働くということ』を突きつめていくと、『いちばん目前の宿題を一生懸命こなしていくことの連続でしかない』という答えにたどり着きます。」
そうそうそうそう! そうですよね!
それから、お金について。
「僕は『社会の血液』のようなものだと思っています。お金が社会の隅々まで行き渡ることによって、全体が元気になり、さらによりよく回っていく。気持ちよくクリーンにお金を使うことが、健全で豊かな社会の形成につながります」
「お金は拍手だと思って使うべき……僕はそう考えています」
どういうことか。気持ちよく使えるように工夫しましょうということではないかな、と思いました。気持ちの持ち方というか。
小山さんは、実際に大学の授業で、「もしも、一万円を無駄遣いできるとしたら……」という課題を出したそうです。アイデア術の授業。うーん、わたし? い、いつも無駄遣いしてますよ……。当然のごとく本ですよ。まあ、そういうことではないんですけどね。
あ、もうひとつ、紹介しておきたいエピソードがあります。小山さんがNHKの合唱コンクールに関わった(嵐の「ふるさと」を作詞したそうですよ)ときに、「歌の上手い、きれいな声の人だけを集めても良い合唱にはならない」と聞いて、感銘を受けたんですって。「いろんな声が集まってひとつのハーモニーが生まれ、人の心を揺さぶる合唱になるというのです」
全校での合唱練習が始まる時期に、生徒たちに知らせたいと思いました。
わたしもそうですが、ついついくよくよと考えてしまってもいい結果にはなりませんよね。切り替えてやれることをする。「自分にはコントロールできないことがある」と理解し、最善の力を尽くした上で、結果を「なるようになる」と受け止める。そういう覚悟というか心構えで、臨むべし、ですね。リセットの方法を知ることも、その一助だと思います。