くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「さよならの儀式」宮部みゆき

2019-12-22 22:07:12 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 読み終わったと思ったら、一作とばしていました。
 宮部みゆき「さよならの儀式」(河出書房新社)。宮部さんのSF短編集です。
 好きなのは、「戦闘員」「わたしとワタシ」「星に願いを」。

 宮部ミステリが幕を開けそうな「戦闘員」。どこからともなく現れる防犯カメラ。散歩を日課にする老人が、それに気づいたとき……。
 協力者の少年もいいです。
 あ、「聖痕」も宮部ミステリっぽい展開でしたが、SFだとやっぱり違うんですね。
 オープニングで見せる感じ?

「わたしとワタシ」は、タイムスリップもの。女子高生の自分が、実家の前にいる。そして、未来の自分(わたし)にがっかりする。
 確かに、三十年後の自分には会いたくないですね(笑)。
 いや、でも、当時の日記とかバレー記事を見て喜んでいるわたしは、記憶だけはタイムスリップしているのかもしれません。
 三十年前に売っていた缶コーヒーか……。普段飲まないので、具体的品名が出てきません。
 
 「星に願いを」は、宇宙人出てきます。女の子が妹を守るために奮闘するのが可愛い。
 「三島屋変調百物語」の新刊「黒武御神火御殿」も買いましたー。(今半分読み終えました)