アルバイトをしたのは、大学二年から三年にかけての一年半。ウェイトレスでした。ほかの職種をしたことはありません。
だから、結構背景が見えるんですよね。料理に虫が入ったとか、接客がよくなかったとか、筆者も言っていますが、よくあることです。もちろん、防ぐために注意はしますよ。
虫は、野菜の葉の影に残ることがある。五目そばに入っていたというので料理を作り直しましたが、同席したい彼女が、
「食欲がなくなるよね。同じものを食べたくないよね」と連呼。彼はほとんど食べていませんでした。
「どうしてくれる!? 店長1万人のクレーム対応術 37のトラブルから学ぶ対応術」(日経BP社)。著者は外食相談研究会。
その前に、「なるほど繁盛店 これで解決!食の不思議」(画・竹島未来)というまんがを読んでいて、どちらもレストランの経営とトラブルをおこしやすい問題に触れているなーと思っていたら、どちらも雑誌「日経レストラン」の連載記事だった。(時期はずれています)
クレーム対応というと、「社長を出せ!」ですよね。あの本もおもしろかった。
こちらで目についたのは、ごねてなんとか自分だけ得をしようとする人が増えているということです。あわよくば金銭の享受、ですね。
クレームの基本は、撃退ではなく「共感」。相手の怒りに寄り添うことが大切だそうです。言われてみれば、カッとなったときに火に油を注ぐような言動では困りますよね。水などをこぼして衣服を汚したら、綺麗なタオルを差し出す。クリーニングをする、代品を購入する、となった場合はそれなりの手順があるのですね。
料理をこぼしてしまうのは、相手への受け渡しがうまくいかないから。ううーん、わかりますわかります。しっかりつかまないうちに手を離してはいけません。
それから、相手の話は途中で遮らず、最後まで聞くこと。これも大切ですよね。(わたしは性格が雑なので、気をつけなくては……)
まんがの方でも、クレームに項目をさいていますが、「お客様と共に解決策を探る姿勢で臨む」「具体的な方法と結果を示す」なども納得ですね。ロールプレイングの練習も載っていて、これは「話す」授業でやってみてもいいかも。(今年はもう終わりましたが)
で、心理学で接客を分析する項目が興味深いと思います。「行動の反響」という原理があって、自分がどんな態度をとるかで相手の対応も変わってくるというんです。同じように、気の合う相手との会話では知らず知らず同じジェスチャーをしたり、口調が似てきたりする。手の表情(腕を組むとか、下げおろすとか)や立ち位置(斜め45度くらいが無難)にも意味があるそうです。
コーヒー・紅茶・生ビールのかたやも、いろいろとテクニックはあるようでしたが。ワインの「飲用適温と「料理との相性」の表がおもしろい。冷旨系(リンゴ酸系)にはさっぱり爽やかな食材、温旨系にはこってりスパイシーな食材が合うそうです。
「似たもの同士は相性が良い」ことから、例えばタコ。レモン・塩・しそなら白ワインに合いますが、キムチを載せると赤ワインに合うようになる。これが、キムチに生クリームをかけたソースを作ると、また白ワインに合うようになるんですって。
すごいなあー。
こういう内容の近い本を比べて読むのはおもしろいですね。ためになりました。(……何の?)
だから、結構背景が見えるんですよね。料理に虫が入ったとか、接客がよくなかったとか、筆者も言っていますが、よくあることです。もちろん、防ぐために注意はしますよ。
虫は、野菜の葉の影に残ることがある。五目そばに入っていたというので料理を作り直しましたが、同席したい彼女が、
「食欲がなくなるよね。同じものを食べたくないよね」と連呼。彼はほとんど食べていませんでした。
「どうしてくれる!? 店長1万人のクレーム対応術 37のトラブルから学ぶ対応術」(日経BP社)。著者は外食相談研究会。
その前に、「なるほど繁盛店 これで解決!食の不思議」(画・竹島未来)というまんがを読んでいて、どちらもレストランの経営とトラブルをおこしやすい問題に触れているなーと思っていたら、どちらも雑誌「日経レストラン」の連載記事だった。(時期はずれています)
クレーム対応というと、「社長を出せ!」ですよね。あの本もおもしろかった。
こちらで目についたのは、ごねてなんとか自分だけ得をしようとする人が増えているということです。あわよくば金銭の享受、ですね。
クレームの基本は、撃退ではなく「共感」。相手の怒りに寄り添うことが大切だそうです。言われてみれば、カッとなったときに火に油を注ぐような言動では困りますよね。水などをこぼして衣服を汚したら、綺麗なタオルを差し出す。クリーニングをする、代品を購入する、となった場合はそれなりの手順があるのですね。
料理をこぼしてしまうのは、相手への受け渡しがうまくいかないから。ううーん、わかりますわかります。しっかりつかまないうちに手を離してはいけません。
それから、相手の話は途中で遮らず、最後まで聞くこと。これも大切ですよね。(わたしは性格が雑なので、気をつけなくては……)
まんがの方でも、クレームに項目をさいていますが、「お客様と共に解決策を探る姿勢で臨む」「具体的な方法と結果を示す」なども納得ですね。ロールプレイングの練習も載っていて、これは「話す」授業でやってみてもいいかも。(今年はもう終わりましたが)
で、心理学で接客を分析する項目が興味深いと思います。「行動の反響」という原理があって、自分がどんな態度をとるかで相手の対応も変わってくるというんです。同じように、気の合う相手との会話では知らず知らず同じジェスチャーをしたり、口調が似てきたりする。手の表情(腕を組むとか、下げおろすとか)や立ち位置(斜め45度くらいが無難)にも意味があるそうです。
コーヒー・紅茶・生ビールのかたやも、いろいろとテクニックはあるようでしたが。ワインの「飲用適温と「料理との相性」の表がおもしろい。冷旨系(リンゴ酸系)にはさっぱり爽やかな食材、温旨系にはこってりスパイシーな食材が合うそうです。
「似たもの同士は相性が良い」ことから、例えばタコ。レモン・塩・しそなら白ワインに合いますが、キムチを載せると赤ワインに合うようになる。これが、キムチに生クリームをかけたソースを作ると、また白ワインに合うようになるんですって。
すごいなあー。
こういう内容の近い本を比べて読むのはおもしろいですね。ためになりました。(……何の?)