パン・・あれが釈明?

2013-08-29 20:08:57 | 塾あれこれ
今月26日、国連パン事務総長が母国ソウルで
記者会見を開き、発言が物議をかもしました。

日本側は菅官房長官が不快感を示し、のちに外務副大臣が
パン事務総長と立ち話で釈明を得たので
日本側もこれで終了とするそうです。

讀賣新聞は菅官房長官が「真意はある意味で明らかになった」
と述べ今後問題視しない考えを示したと伝えます。


もちろん役人同士が下準備をし、双方ともモメる前に
メンツをたてて幕を引こう、という「政治決着」です。

パンが謝ったわけでも何でもありません。
それをさも一本取った風な報道は情けないですね。

讀賣新聞は、26日の記者会見で、日本の憲法改正論議を
巡り、パンがこう発言したと伝えます。

「正しい歴史(認識)が良き国家関係を維持する。
日本政府と政治指導者は非常に深く自らを省みて
国際的な未来を示すビジョンが必要だ」
・・・ずいぶん失礼な奴ですね。

パククネにおべっかを使ったか、少なくとも
ツルんでいる感じ。

日本のメディアが反応するのも当たり前です。

パンはそれに対して、日本のメディアが誤解したのだ、
大騒ぎをして・・と言っています。

これが釈明ですか?
居直りではありませんか?


産経新聞によるとパンは自分の発言を
「発言は中立的なもので日本のみを指摘したもの
 ではない」と(釈明)し
日、韓、中3ケ国に向けた発言だと言うらしいのです。

上記発言で、日本政府の名前を出したことは
「日本の憲法改正について問われたからで
日本のみを指摘する趣旨ではない」

これで「釈明されちゃう」日本政府もどうかしてます。

上記の引用にある、正しい歴史認識が良い国家関係、
の部分はなぜ言われたのか?
どう憲法改正と関係があるのか。

日本のことである憲法改正論議を、なぜ韓国人が
パククネの言う通りにしろ的な発言をできるのか。
どこがどう問題、という論もないままに。

日本人がこれから論議し、その見えてきた内容について
必要があれば自分の意見を言うのは、アリです。

非常に深く自らを省みる、とはいったいどういうこと?
なにさま?
(事務総長さま、か。アメリカのパシリじゃないか)


菅はいったい何がどう明らかになったというのだろう。
どんな理由で、問題ではないと判断したんだろう?

訳け知りのオジさんなら「そういうもんだよ。
政治決着ってのは」とノタマウでしょう。

けれども、パンの馬脚が現れた、という発言ではなく
確信犯だとしたら・・・

韓国内のみならず世界へ向けて国連事務総長が
一国の政府をバカよわばりしたのです。
歴史問題は韓国の言う通り、だというごく政治的な
スタンスで。


上記のような、ごく当たり前のことを書かねばならぬ
のは、マスメディアが情けないから。

官房長官が済みといったらもう騒ぐな!
これって発展途上国や独裁国家と同じじゃない?


ええ、私は憲法改正には反対です。
安倍ちゃんも政治手法が嫌です。

しかしだからといって上記の話はレベルが違うこと。

イミョンバクの「天皇発言」と似た感触をうけます。


『お隣は北も南もお偉くて』

WOMAN#9

2013-08-29 14:28:12 | 見る
早いですね。
ほぼ毎週泣かされて、もう9話ですか。

昨日も脚本が良かったですね。

満島さん、最高。

田中さんもすごい、でも多分、主役の存在を考えて
少し遠慮されているのではないでしょうか。

演出のありようかもしれません。

個人的にはもう少し押さえた表現が有り難い。
今でも十分に押さえてありますが、もっともっと渋く。

「悪いお母さん」でしかありえなかったことの
「悪い部分」がもっと強く、見ている人から嫌われるほど
何故そうなのですか?と思わせる演技ですね。


台所で「お母さん!」と泣くシーン。
TVの歴史に残る名場面でした。

そうなるのは大体予想つきますよね。
しかし、持って行き方がスゴイ。

「許さない」・・あの複雑な微妙な演技・・
そうして盛り上がっての「お母さん」でしょ。

泣けますよね。
(カミサンも泣いてたぞ)


カメラワークで気になる処がありました。

フレームを安定させず、意味無く動かすのですね。

人物が動くなどでカメラも動くのは分かります。
最高の構図を撮りたいからね。

けれども昨夜、例えば母娘で豆を鞘から取ります。

二人は食卓に座って、作業をしているだけ。

どうしてここでカメラを動かす??

向かって左だけ、少し内側に寄せるのです。
セットの実寸で数センチ。

普通、気付かないとは思いますが
じいっと見入ってる人間にはとても気になります。
カメラが、ふらりと動いたように思えるのですね。

演出の水田さん、カメラワークは苦手ですか?
HHa・・素人が生意気を。失礼いたしました。

消費増税とTPP

2013-08-29 11:21:52 | 塾あれこれ
政府が有識者に消費税を上げるか、
意見を聞いているそうです。

マスメディアも大きく報道していますね。

「有識者会議」なるもの、昔から信用ならないと
決まっています。
政府のアリバイ作りなのですね。
「広く意見を求めた結果の政策である、文句あっか」

出てゆく有識者も尻尾を振って情けない。
何を話しても形だけとしか捉えられない処へ
出かけてゆくわけですから。

一種の勲章なのでしょうね。
「政府に呼ばれてワシの意見を申し上げた」

おおむね尻尾を振りますわな。

意見を申し上げた後、TVカメラの前で、
こうこう申し上げたと誇らしげです。

いくつかニュースを見るかぎりTPP参加後の日本と
関係させて消費税を語る人はおられません。

時期が違うって?
TPPは交渉中だって?

ほぼ決まりのことですから、日本の行く先を考えるなら
TPPも重要な関連事項になります。
(きっと暗黙裡に触れないことになっている)

TPPでは、たとえば医療や保険。

金持ち向けのシステムに変わります。
消費税は医療費にも対応する、とか仰いますが
TPP後は貧乏人への実質的医療補助は激減します。

今の増税論が怪しいことは明白ですよね。


そんな未来に向けて老人が金を遣うか?

自分やツレアイがあと5年生きるか、10年か、30年か
見通しが付きません。
大きな病気にかかったらどうするか。

いくら貯金があったら大丈夫か。
幾ら使ったらよいか。
インフレはどうなる。
社会保障が信じられるか。

良い見通しは何もないのです。

自分が支出できるワクは決まってくるので、
消費税が上がれば支出総額に占める税金の割合が高くなり
実質の消費は減るだけです。

どうせ消費税が上がるなら、今のうちに使おうなんて
金に余裕があるひとだけなんですよね。

欧州と比べて消費税が低い?

ストックが違います
生活スタイルもちがい
食糧自給率も差が大きいのです。

不安定な世界の未来を考えると、ザルに水を注ぐかのような
現在の日本の官僚社会に税金を増やして差し上げるのは
愚劣としか言いようがないですね。